goo

酷暑は続くよいつまでも

 さて、この酷暑はどうなってるんだろう。
もう限界だ。
 新聞の天気予報を見ても当分雨マークなどはない。
こうなると、人間は弱いものだ。現代に生きる日本人は日頃贅沢三昧に生きている。
 終戦の前後の生活を戦ってきた人たちも当時、子供だった人たちを除いてみれば、どれほどの人数になるのか?。
 日々、食べるものがない。雨風を防ぐ家がない。当然、病院などあるわけもない。
 地方の町村にいたるまで、何もないのだ。
 幸い、自分は当時、国民学校一~弐年生だったと思うが、夏は学校へ裸足で通ったし、冬は豪雪の中、自分で作った藁靴を履いて通った。
 ゴム製の短靴が一年のうちに二~三回、配給があったが、再生ゴムに粗悪品だった。それも「籤引き」で運よく当たれば購入できる。但し、一回当たれば、以後「くじ引きで」に参加できないのだ。
 夏の暑い午後、当時発行されていた10銭とか5銭とかの、小さな紙幣2~3枚を握りしめ、学校近くの駄菓子屋に走った。(お盆の中日であったから)当日は暑い日だったのを覚えている。左右の民家から、お母さんたちが、走り出てきた。
 男の人の姿はなかった。5体満足の男は全員徴兵(大東亜戦争に)されていた。甲種、乙種、丙種、に分けられて。
 そんなお金で購入できるものは何もないのは当然。「ニッキという木の根っこ」泥付きを鉄鍋で煮出した汁にセロハンを狭く小さくく切って紙縒りにして汁につける。そんなものがが売っていた。口に入れて舐めると、ニッキの香りがした。
 家から飛び出してきたお母さんたちは、「ラジオ」のニュースを聞いて外へ出てきたのはそのためだ。
 8月15日、大東亜戦争に負けた日だ。連合国側に無条件降伏した、天皇陛下の玉音放送だったんだが、雑音が多くて正しく聞き取れなかったお母さんたちが、家から飛び出してきたのだ。
 天皇陛下の声を、たとえラジオであっても聴いたたことのある人など、周囲には誰もいなかった。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 暑さは続くよ... 体温より高い... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (wako)
2018-07-27 09:59:39
戦後に生まれ、何不自由なく育った私達には想像も出来ない時代ですね。
今の平和があるのは、その時代に大変な苦労しなが生きた方々のおかげである事に感謝しなければなりませんね。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。