映画と音楽そして旅

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(宇治・南山城)「源氏物語・宇治十帖」

2006-09-25 00:01:36 | 旅 おでかけ
 古典に弱い私の古い記憶を呼び起こすための再勉強です。ご存知の方はパスして下さいね。
 平安中期の女流文学者の紫式部が書いた「源氏物語」は光源氏の生涯を語る前編と、次代の薫を中心とする後編の全五十四帖で、この中のラスト部分がこの「宇治十帖」で物語の主な舞台は宇治周辺になっています。

 それまでは、主人公・光源氏と彼をとりまく多くの女性達との恋物語でしたが、「宇治十帖」は光源氏の死後、彼の息子としてうまれた薫と孫の匂宮という2人の男性と、大君、中君、浮舟という3人の女性との哀しい恋物語です。
(注 薫は光源氏の妻が不倫して生まれた子供のようです。宇治は当時は藤原氏の別荘地だったようです。

 江戸時代に「宇治十帖古跡」が設定され宇治川をはさんで十箇所あります。
 散策してみたかったのですが、時間がないのでまたの機会に…
 橋姫(はしひめ)宇治川に架かる宇治橋の女神。現在は、宇治橋西詰から100mほど行った橋姫神社にある。
 椎本(しいがもと)京阪宇治橋駅東南の彼方神社にあります。
 総角(あげまき)宇治上神社の北、このあたりが八の宮の邸跡と想定されます。
 早蕨(さわらび)宇治神社の近く、さわらびの道
 宿木(やどりぎ)宇治川の左岸、平等院から300mほど上流。
 東屋(あずまや)宇治橋東北の東屋観音。
 浮舟(うきふね)現在は三室戸寺境内の鐘楼脇にありますが、元は参道の所にあったようで、その前は奈良街道沿いの波戸浮舟社にあったとのこと。
 蜻蛉(かげろう)宇治橋の東、三室戸寺への巡礼道沿いにあります。
 手習(てならい)京阪三室戸寺駅から東へ200mほどのところ。
 夢浮橋(ゆめのうきはし)宇治橋の西詰めのところ。

  紫式部について 
    978年ごろ出生。藤原為時(文章博士)の娘。
    996年、父の任地・越前(現・福井県武生市)に赴く。
    999年、藤原宣孝と結婚。娘は賢子。
   1001年、夫と死別。
1005~1013年、藤原道長に認められ、中宮・彰子の女官となりました。

 家から近くなのにまるで遠くの見知らぬ土地へ来たような、不思議な気分になりました。
 我が家にも「潤一郎訳 源氏物語」とか云う、古めかしい和綴じの本があるのですよ。姉の持ち物と思いますが…一度も開いたことがありません…
 勉強が足りません…ね。









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2 コメント

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こんばんわ たそがれさん (SUKIPIO)
2006-09-25 20:46:08
私も、その一条天皇中宮上東門院彰子に女房として仕えた紫式部がその作者とされています「源氏物語」は一度も読んではいないのですが、少年期の1965年度毎日テレビ(1966年度アメリカ・エミー賞受賞作品。同賞国際賞では2位。伊丹十三主演、小山明子、山本学、田村正和、森次浩司、中村鴈治郎、池内淳子、柳永二郎、木暮実千代、加賀まりこ、津川雅彦、藤村志保、中村玉緒、岸田今日子、高橋幸治、細川ちか子、ミヤコ蝶々、河原崎長一郎、本間千代子、富士真奈美、黒柳徹子、山本豊三、浜村純、野川由美子、丘さとみ、吉村実子、九重祐三子、他、語り手:東山千栄子。セットや衣装をすべて白と黒に統一するという異色の手法を用いた「市川源氏」。市川崑監督作品は3作のみでほかは演出指導の全26回のスタジオドラマ)放映より、その話す言葉や衣装、食する場面や背景のセット、男女の仕草やあり方等からの不思議な世界にロマンを感じ、現在でも興味をそそらせる時代でもあります。
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ヨワイ年代 (たそがれ)
2006-09-25 21:27:02
 源氏物語も私は全然読んでいないんで、少し難儀してます。

 またブログで記事にしょうと思いますが、ちょうど私が一番弱い年代なんですよ。

 何故か…今、考え中です・

 ところでご紹介の「源氏…」は凄い豪華キャストですね。小暮がまだ出てますね。

 あの年代も勉強必要ですね。
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