映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(清水・鞍馬)「清水寺阿弥陀堂」

2006-08-03 00:17:26 | 旅 おでかけ
 本堂にお参りしてから訪れたのが、今日の目的のお堂「清水寺阿弥陀堂」です。このお堂は嘉永8-10年(1631-33)に再建されたお堂で、これも国の需要文化財に指定されています。ここは法然上人が我が国で初の常用念仏を修められたお堂として、阿弥陀如来と共に法然上人の坐像も安置されています。
 
 「阿弥陀堂」と云えばあのオウメ婆さんが、お祀りしていた映画「阿弥陀堂だより」のお堂を思い出します。北信濃の美しい落ち着いた風光の中の、ひっそりとしたたたずまいや美しい四季の移り変りに、深い安らぎを感じた方もいられたと思います。
 映画の舞台になったお堂はこの清水寺の阿弥陀堂に比べれば、規模から云えば比較にならないぐらい質素なお堂です。
 しかし信仰というものは単に外見で左右されるものではなく、ほんとの信仰心と云うものは、どんなに粗末なお堂であろうとも、自らの意思で阿弥陀さまや祀られている人たちのお守りにいそしむ、おウメ婆さんや村人たちの心の中に宿っているのでしょうか。
 そしてあのおウメ婆さんによって癒された映画の中の人たち…
 あるいはあの映画を見られて、なにかを感じ取られたすべての人…
 日常は気付かなくてもそれぞれの方々の、心の中にあるのでは…などと感じました。


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