映画と音楽そして旅

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(CD雑記帳)「なごり雪」(イルカ)

2006-03-03 00:05:17 | 音楽
 先日ののNHKラジオ「歌謡パレード」にイルカさんが久しぶりに出て、「なごり雪」を歌っていました。春はもうそこまで‥あっと云うまに過ぎていった二月のラスト・ディにふさわしい歌でした。
 フオーク系は若い頃の軽音楽程ものめり込みませんでしたが、それでもイルカさんのライヴを聴いたこともあり、日頃から尊敬する歌手の一人です。
 「暖かい福祉の町」を目指すという趣旨に賛同して、イルカさんが私が住む町でトーク&ライヴ・チャリティ・ショウを開いたのは三年程前のことでした。
 その頃私は勤務先で福利関連の業務にもかかわっていたので、仕事半分、趣味半分と云う立場でこのイベントに参加しました。
 第一部のトーク・タイムでのイルカさんの言葉の端々に、恵まれない人達への惜しみない理解と愛情に溢れていて、ぬくもりのある人柄が感じられました。自然や環境に対しても深い思いを持っていて、この道に関した著書や美大出身の腕を生かして子供向けの絵本の出版などにも取り組んでいることはよく知られています。
 第二部のライブでは登場するなり、「なごり雪」「雨の物語」「海岸通」とベスト・ヒットを全部歌い切って仕舞い、予想外の成り行きに呆然とする聴衆に「まだ始まったばかりですから‥歌はまだこれからですからね‥」と安心させる一幕も‥
 それからは依頼されて作曲した九州のある中学校の校歌の紹介や、韓国語の「なごり雪」を披露してくれました。
 今になって考えてみればあの頃すでに、イルカさんは今の韓国ブームを予見していたのかな‥と思うほどでしたが、彼女にはそんな野心は全くなくて純粋な気持ちで、日韓の橋渡しを努めていられたのだろうと思います。
 それから、「なごり雪」の歌唱指導でイルカさんと共に、参加者みんなが思いっきり熱唱して、大きな感動の渦の中でライブは終わりました。
 心残りは韓国語の「なごり雪」フロアで販売されていたのですが、欲しい人が殺到して買えなかったことは少し残念でした。
 「イルカ」のネームは学生時代のあだ名だったそうですが、「大洋を自由に泳ぐイルカは世界を結ぶ架け橋‥今はこのネームに運命的なものを感じる‥‥」と云うイルカさんは、国際自然保護連合(IUCN)の親善大使として、全世界を舞台として頑張っています。
 今後の益々の活躍を期待しましょう。
  
 

 
 


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