地底人100物語

相手にとって不足なし

六日町温泉「坂戸城」

2010年03月16日 | 新潟の地底人
『これ坂戸屋、最近おもしろい事をたくらんでるそうじゃのう。』
「お代官様には隠せはしませんな。侘び寂びにというか、ちょいと目覚めましてね…ぬふふ」
『前おきはよいから、早う案内せい』
「さささ、こちらでございます」
『うほっ、これは何と!そちも数寄よのう。』


といった事があったかどうかは判りませんが1本とられました。
畳敷きの浴室はそこそこ見かけますが、ここほど違和感なくまとめた施設は無いのでは。
無色透明で適温よりやや温め、ゆっくりお湯につかることができる。
屈折率が普通と逆で、湯中の手足が拡大して見えるのが不思議です。
モーレツに感動する湯ではありませんが、浴室の造りに1票。


『茶室に千両箱とは不粋じゃのう』
「何をおっしゃいます、これが乙なもの。敷き詰めた小判のエキスが、そりゃぁ~もう…」ニヤリ
『ぐふふふふふふ。おまえもワルよのう』

7号井、12号井、13号井混合泉
単純温泉
47.6℃ pH7.91 成分総計843.0mg/Kg (平成16.10.26)

新潟県南魚沼市坂戸292-4
TEL 025-773-3333


2010年3月の入浴メモより

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬こそ行きたい!雪見の秘湯 | トップ | かのせ温泉「赤湯」 »
最新の画像もっと見る

新潟の地底人」カテゴリの最新記事