自在コラム

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★コロナショック、「5G元年」の出鼻くじく

2020年02月13日 | ⇒ニュース走査

           知人からも誘いを受け、一度は行ってみたいと思っていたMWCがコロナウイルス感染の拡大で中止になったと聞いて驚いた。何しろ開催地は地球の遠方のスペイン・バルセロナ。そして、MWCはモバイル・ワールド・コングレス、世界モバイル展である。日本にとっては、「5G元年」に当たることから注目していた業界や関係者も多かったはず。まさに、コロナ感染で「5G元年」の出鼻がくじかれたと思っている関係者も多いのではないか。

   MWCは、毎年この時期にバルセロナで開かれていて、世界の通信関連企業がスマホや5Gなど最新の技術やサービスを展示する場として知られる。今年は今月24日から27日まで開催される予定だったが、コロナウイルスの感染が拡大する中での開催となることから、主催者は会場の消毒を徹底するとともに参加者に握手を控えるよう求めるなど対策を講じていた。

   ところが、12日になって主催者側はコロナウイルスに対する世界的な懸念の高まりから開催は不可能と判断し、開催を取り止めを発表した。報道によると、ソニーやNTTドコモのほか、韓国のLG電子、スウェーデンのエリクソンといった代表的な企業が「従業員や来場者の健康を守るため」などとして相次いで出展を見送った(13日付・NHKニュースWEB版)。

          おそらくMWCの開催中止で一番ショックを受けているのは中国の最大手通信機器「ファーウェイ」ではないだろうか。前回参加した知人からのリポート。「同社が誇るチップから中継、送信のトータル提案が、整理されてプレゼンされています。ネットワーク構築のAIを生かした効率の良い支援体制も用意されていました。5Gの技術では、世界のリーダー、それを印象づけるものでした。ブースで説明する人たちも自身満々です。制裁措置など、お構いなし。5G対応のチップを独自で開発し、それを生かした5Gネットワークの構築という分野で、その技術力を見せつけた、そんな印象でした」

   ここからは憶測だ。上記のリポートで描かれているように、MWCで張り切るのはファーウェイを始めとする中国の関連企業群なのだ。口角泡を飛ばすようなにぎやかな雰囲気なのだろう。ソニーやNTTドコモ、LG電子、エリクソンといった企業が辞退したのも、中国の関連企業から参加するスタッフからのウイルス感染を恐れたのではないだろうか。

   世界最大規模と評価が高い展示会の中止は今後、世界の展示会に波及するかもしれない。東京オリンピック・パラリンピックの開催のゆくえも気になる。

⇒13日(木)朝・金沢の天気   あめ


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