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隠岐島前の地域材利用について

2013年03月18日 | お知らせ
 今回は西ノ島町で建設中の別府ターミナルの内装材に地域材を利用する取り組みを紹介します。

 島前地域では、以前はクロマツ中心に生産が行われていました。丸太で本土へ出荷したり、地元の製材所が加工したりと木材産業として成り立っていました。ところが昭和50年代から松くい虫被害が広がり、島前地域の森林面積約8千ヘクタールの半分に相当する約4千ヘクタールのクロマツ林が全滅してしまいました。
 その後、島前地域ではクロマツの被害跡地の再生に向けて造林(植林)を中心とした施業が行われてきましたが、今年度、西ノ島町の別府ターミナルを建設されるにあたり、町内産(西ノ島町大山地区)のスギ材をターミナルの内装として利用するための伐採(利用間伐)が行われました。島前地域での本格的な素材生産が行われるのは久々です。
<取り組みの概要>
【実施者】 隠岐島前森林組合
【概要等】 西ノ島町大山地区共有林、スギ55年生、利用間伐(列状)による実施
【面積等】 0.50ヘクタール、搬出材積:55m3
【助成金】 (利用間伐)森林整備加速化・林業再生事業
      (船輸送費用の一部)隠岐流域林業活性化協議会補助金


 森林組合の作業員の方の多くは、利用間伐を経験したことがないことや、木材搬出を効率的に実施するための高性能林業機械が無いため、想定以上のコストがかかってしまったこと反省点として挙げられます。
 また、島前地域材の利用促進に向けての課題として、島前地域には製材所が無いため、丸太を島後・隠岐の島町のウッドヒル隠岐(製材所)に船で輸送し、製品化されたものをまた船で戻すといった、輸送賃がかかってしまいます。
 冒頭で紹介したとおり、島前地域のおよそ半分に相当するクロマツ林が松くい虫被害により失われましたが、地域内には50年生以上のスギ林も多く存在することから、それらを有効に利用する方法を考え、実践していくことが重要です。
 今回の別府ターミナルへの地域材供給をきっかけとして、島前地域の成熟しつつあるスギなど木材資源を有効に利用する方策について、島前3町村の関係者で検討を重ね、協力し合いながら取り組んでいきたいと考えています。
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