きのこ栽培 菌床編(ヒラタケ)

2007年03月05日 | 授業&実習
本日3月5日は1学年が小型移動式クレーン運転技能講習に出かけていますので、
先日実施した、ヒラタケのビン栽培の作業風景を紹介します。


3月1日 菌床ビンによるきのこ(ヒラタケ)栽培の芽かき作業を行いました。

1月24日に、培地となる 広葉樹オガコ + 米ぬか + 増収材(トウモロコシ系)を混合し

1月26日に、ヒラタケ菌(HW)及びナメコ菌(14号)を培地に接種しました。

その後、室温22度の恒温器の中で、培地に菌を蔓延させるための培養を行っていましたが、約1ヶ月経過し、ヒラタケはほぼビン全体に菌が蔓延したため、
次の工程である「菌かき」を行いました。


  茶色い培地が白く変化したビン(室温22度で管理)

この「菌かき」は、接種した種菌を掻き取る(取り除く)ことによって、菌床面に
刺激を与え、子実体の原基形成をそろえるため行います。

その後、子実体の生育に必要な水分を補給するため「注水」を行い、約1時間後に排水を行いました。


    菌かき前のビンの状況(培地も白く菌が蔓延している)


    表面の接種した菌を取り除く


    菌かき終了後 水分補給のため注水



注水終了後はヒラタケの子実体発生のため、ヒラタケの芽を出させるため室温15度 湿度90%で管理を行っていきます。


    次工程である芽だしへ(15度・90%で管理)

今回ヒラタケのみ「菌かき・注水」を行いましたが、これまでの栽培の経験から
ナメコは培養期間をもう少し長くとった方は発生が良いと思われることから、4月に入ってから「菌かき・注水」を行う計画にしています。

これから2~3週間後にはヒラタケが発生してくるのではないかと思われます。

生長するヒラタケについては、今後ともお知らせしていきます。


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