益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

高津小学校の森林教室に行ってきました。(2)

2007年11月06日 | 森林教室
 さて、こんなことで、
 自分なりに工夫したつもりで臨んだ森林教室でしたが、
 結局、話が長くなり、話のまとめを駆け足で終えたところで、
 時間切れになりました。

 実は、先生からは、事前に次のように言われていました。
 「子ども達は、それぞれ質問を用意しています。
  質問の時間を10分程度とって下さい。」

 「あぁ、質問時間が全然残ってない。また、やっちゃった。」と思いましたが、
 先生の配慮で、10分延長していただきました。
 
 おかげで、子ども達の色々な質問も聞くことができました。
 (鋭い質問に対して、回答はたどたどしいものでしたが・・・)。

 さらに、後日、
 子ども達が、この森林教室の感想文を送ってくれました。
 大変良い感想文でしたので、一部、御紹介します。
 (本当は全部紹介したいのですが・・・)

○まがっていたり、細い木は家の材料にはならないけど、
 (間伐して)そのままにしておくとくさってひりょうになるので
 すごいなと思いました(男子)。
 「そうそう、切り捨てられる木も決して無駄ではないんです。
  切り捨てられる木があるから、良い木が育つんです。」

○私の家は、木の家じゃないけど、
 木の家はどのくらいふつうの家と何が違うんだろう??っていう疑問を
 話だけじゃなく、自分で感じてみたいです(女子)。
 「とても良いことです。
  是非、木の良さ、木の家の良さを実際に体感して下さい。」

○林業の方々が、下草刈りや間伐でチェンソーで切り落としたりして
 お仕事をがんばっているから
 家や生活用品を気持ちよく使うことができたりしているし、
 木が多くあることで、川もきれいになるので、
 まさに、一石二鳥だなと思いました。(男子)
 「そうです。森林づくりには、多くの人の苦労がかかっています。
  また、いろいろな良いはたらきをしているところが、
  森林の良いところです。」

○これからも、お体に気をつけて、一番、大変な下刈りも全部がんばって下さい。
 応援しています!!(女子)
 「あなたが言うとおり、下刈りは、酷暑の中で行う大変で大切な仕事です。
  だけど、残念ながらおじさんはこういう“尊い仕事”はしていません(泣)。
  下刈りを頑張っている方の側面的な“お手伝い”が仕事です。」

 この他にも、「お体に気を付けてお仕事頑張ってください。」という
 メッセージをたくさんもらってしまいました(苦笑)。

 林業従事者の方は、お体に気を付けて、
 安全第一で各作業に頑張って下さい。


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)  
 


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