電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

ファイナルカウントダウン 1980年

2014-02-08 16:26:11 | 映画
現在の兵器がタイムスリップするものです(ねたバレありです)。

1980年12月7日、ハワイ沖を航行中の原子力空母ニミッツは突然タイムスリップし、真珠湾攻撃の前日、1941年12月7日に出現。偵察中のゼロ戦を発見するのですが、、、。



これに似たと言いますか、参考にしたであろう漫画、ジパング(かわぐちかいじ氏著)は、ハワイ真珠湾に向けて航行中の、架空の護衛艦がミッドウェー海戦直後にタイムスリップするお話です。

どちらも歴史と向かい、歴史の改ざんすべき否かに悩みつつ、歴史に絡んで行くのですが。しかし、こちらのお話では、歴史の改ざんにはあまり悩まず、積極的に変えようとするのですが。ま、映画の尺(99分)の関係もありますが、やや平べったい作品となりました。

また、映像的には、空母へ着艦するシーンは迫力あったのですが、ゼロ戦とトムキャットのドッグファイトは一方的すぎて、私的にはイマイチでした。また、同時も今も原子力空母は打撃力が凄いのですが、防御力は低く、特に海中に潜む潜水艦は脅威ですが、空母単艦での行動でも気にする素振りがないのには?でした。
(第二次世界大戦同時の潜水艦は長時間の潜水は不可で、ほとんどの場合、海上を航行しますが)

この作品では、架空の政治家が開戦前のゼロ戦に攻撃されるシーンがありますが、卑怯な日本人を印象付けたいのかと、勘繰りたくもなりました。また、撃墜されたゼロ戦のパイロットが捕虜になるのですが、片言の日本語で日本人と違うやろー、とも突っ込みたくもなりました(-_-;)。ま、その役者さんは、半島系の方だそうですが、その同時は日本人でしたね(半島の人は忘れがちですが)。

真珠湾の奇襲は、手違いで宣戦布告が遅れ、宣戦布告前の攻撃となり、基地内の戦艦群はダメージを受けました。しかし、その多くは引き揚げられ、修理後、戦線に復帰しました。それは一方的にやられたと思っているアメリカ人はどれだけいるのでしょうか。
(真珠湾の博物館では、日本の攻撃を悪魔と呼んでいましたが。基地に攻撃するのは当然で、民間人を狙った無差別攻撃の方が悪魔的だと思いますが)

この作品では、真珠湾攻撃に向かっている、日本の機動艦隊を攻撃に向かっている最中、現在に戻って来るのですが、もし、そのまま攻撃が実施されていたら。アメリカによる民間人への虐殺は少なくなったのでしょうか??

(作品的には、前半のミリタリー間満載の時は良かったのですが、全体的には、イマイチでしたね。(^^;;)
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2 コメント

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Re:聖書の言葉 (Mars)
2014-02-09 21:53:25
こんばんは、mugiさん。

コメントありがとうございます。

歴史は歴史であり、フィクションはフィクションです。ですので、フィクションはフィクションで楽しむのは別にいいとは思います。

世の中で、悪魔の名を借りて虐殺した者よりも、神の名を借りて虐殺した者が何と多い事でしょうか。ま、神の名を借りている時点で、自らの正当性のなさや、無責任さ、後ろめたさを現しているのでしょう。

ま、あんまり、他者を責めるだけでは、隣人みたいになりますね。

ところで、mugiさんは、この映画の空母の名前は、太平洋戦争で活躍した、ニミッツ提督からのものです。
また、空母を護衛する、駆逐艦の名前は、太平洋戦争で活躍した、アーレイバーク提督の名前を冠した軍艦もありますが。

この軍艦は、護衛艦のこんごう型やあたご型のベースにもなった艦です。そして、戦争中、多くの部下を失い、反日だったアーレイバーク提督が、日本を理解する過程も、検索してみて下さい。

イルカを殺すのが非人道、他国民を殺すのは人道と、訳が分からなくなりますね。
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聖書の言葉 (mugi)
2014-02-08 21:08:47
こんばんは、Marsさん。

 エントリーの映画は未見だし、申し訳ありませんが、紹介されたストーリーからますます見る気が無くなりました。ジパングも未見ですが、私が戦争モノのタイムスリップ作品を敬遠してしまうのは、軍事オンチもあるのかもしれません。

>>この作品では、架空の政治家が開戦前のゼロ戦に攻撃されるシーンがありますが、卑怯な日本人を印象付けたいのかと、勘繰りたくもなりました。

 たぶん貴方の「勘繰り」が正しいと思います。制作が1980年、日米貿易摩擦が目立つようになった時期ですから、それもありかも。ハリウッド映画で日本人の役を中韓人が演じることは珍しくないそうです。
 そして真珠湾の博物館では、日本の攻撃を悪魔と表記されていたのは、いかにもキリスト教国らしいですね。悪魔の側にいる民間人を狙った無差別攻撃は「正義」なのです。聖書の言葉を引用します。

「すなわちあなたの神、主が彼ら(異教徒)をあなたに渡して、これを撃たせられる時は、あなたは彼らを全く滅ぼさなければならない。彼らとなんの契約をもしてはならない。彼らに何のあわれみをも示してはならない」(申命記7-2)

 イラク戦争では、いきなり首都爆撃で幕を開けました。大勢の民間人犠牲者が出たのは書くまでもありませんが、大量破壊兵器はついに発見されませんでしたね。
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