【雲南地域】森林・林業のお知らせ

(島根県東部農林水産振興センター雲南事務所 林業部が伝える情報ブログ)

民国連携 森林整備推進協定の取り組み

2008年07月23日 | 流域林業
信託森林を核とする民有林と国有林との連携

 民有林関係者と国有林とが連携して、多様で豊かな森林づくりと森林資源の循環利用を継続的に進め、効率的な森林整備を一体的に進めていくために、平成19年5月18日に島根県、近畿中国森林管理局及び独立行政法人緑資源機構中国四国整備局の間で、「森林整備に関する覚書」が締結されました。
 今回は、覚書に基づき島根県東部農林振興センター管内の雲南市掛合町の井原谷・南谷地域に森林共同施業団地を設定し、効率的な施業を具体的に推進するための森林整備推進協定が締結されます。
 民国連携の取り組みは、雲南市では初の取り組みであり、雲南市における林業振興を祈念して、関係者が一堂に会し下記のとおり協定締結式を行います。
 森林共同施業団地を設定後は、民有林と国有林が連携して適切かつ積極的な森林整備等に取り組みます。


 当地域には、雲南市が雲南市有林の適正な管理と周辺森林の林業振興を推進すべく、平成19年度において全国にさきがけて飯石森林組合と森林信託契約を締結して飯石森林組合が管理運営する信託森林が138haあり、これを核として周辺の民有林を取り込んだ機動的な施業が展開されています。
 今回の協定では、信託森林を核とした民有林の団地化の取り組みに加え、作業道の開設等で民国が連携することで、双方奥部の効率的な施業の実施が可能となるなど、民有林国有林の枠組みにとらわれない地域全体の森林整備が推進されます。

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