福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

政治とカネ… 企業献金 団体献金 の禁止へ動きだす時

2010年01月16日 | オピニオン


◆世を騒がす 小沢幹事長の「陸山会」の会計処理を巡る疑惑では、秘書の逮捕など 検察が一気に動き出しました。
いろいろな意味で 今後のことが気になります。

「民主党党大会」に出席した党県連代表の谷博之参院議員と、本日夕方お会いして会食しましたが、

「幹事長自身が経緯を説明し、やましいことはないと言っているからには、それを信じるだけだ」
「今は捜査の進展を見守るしかない」

党の一員として、潔白を信じて行動していくことを確認したところです。


◆「政治とカネ」、特に 政治家への「企業・団体献金」の問題は、
きっと 政治システムというものがこの世に形づくられるのと ほぼ同時に生まれたものでしょう。

そもそも「政治献金」ってなんだ?
よくわからないけど 「悪いカネ」のような気がする…
というのが、皆さんの「政治献金」に対するイメージだと思います。

また、献金疑惑があると、政治家の説明の中に必ず出てくる
「法に則って適正に処理しています… 」
というフレーズにも、「またか…」の感が。

◆まず、その「法」とは「政治資金規正法」のことです。

「政治資金規正法」には 政治資金と献金について、

・「政治資金とは民主政治の健全な発達を望む国民が提供する浄財である…」
 (なんだか お布施か お賽銭みたいです… )

・「よって、国民の疑惑を招くことのないように、政治資金の収支の状況は常に明らかにされなければならない…」
・「ただし、政治資金を提供しようとする国民の意思を抑制しないようにしなければならない…」
(あまりうるさいこと言って お金が動くのを邪魔してもいけない の意味か… )

そして、
・「政治献金は、国民の政治参加の一つの手段であり、国民の権利でもある…」
 
と定められています(かなり略してますけど)。

◆「政治献金」は大きく2種類に分けられます。

ひとつが「個人献金」。
日本では、政治活動の自由は「憲法」でも保障されています。
そして、すべての国民は自分の考えで、支持する政党や政治団体あるいは候補者に対して自由に「政治献金」ができます。
政治参加の方法のひとつとしてです。

そしてもうひとつが「企業・団体献金」です。
これが何かと問題になるところです。

「企業」や「団体」は、一個人と同じように献金を行える存在と言えるのかどうか…、 です。

本来、企業は利益を追求するためにある組織です。
「企業・団体」は「一個人」とは全く別の性格のもので、選挙権もありません(有権者ではありません)。

「企業・団体献金」は、一個人が政治参加するために「個人献金」を行うのとは明らかに性格が違うものです。

企業が行う献金には、ほとんどの場合、見返りとして「便宜をはかってもらうこと」がついてまわって…、
企業が、政治家あるいは政党にカネを出して、政治決定に影響を与えるなどして、自分らの都合の良いように利益誘導しているもの と、どうしても考えてしまいます。

公共事業を請け負う企業からの献金は、見方を変えれば税金のキックバック。
「完全にクリーンなお金」とは考えづらい理由です。

不透明で、政治不信を生みやすく、最悪は「事実上のワイロ」で贈収賄という事件にまで発展しかねないのが「企業・団体献金」です。


◆民主党はマニフェスト(政権公約)に「企業・団体献金の廃止」を掲げています。
今だからこそ 必要な法整備に早急に取り組んで、禁止に向けて動き出すべきでしょう。



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今年は  西原小学校 創立100周年 記念の年

2010年01月15日 | 活動報告
                 昨日「創立100周年を祝う看板」を正門わきに掲出
          (居並ぶのは 校長先生、副校長先生、事務長など先生方と、地域の方と、私です)


◆ことし、「宇都宮市立西原小学校は創立100周年」を迎えます。

100周年ということは、創立は明治43年 (1910年生まれ)。
これまで 明治・大正・昭和・平成の4つの年号を越えて、1万名以上の卒業生を輩出してきました。

◆1世紀100年にわたる歴史を振り返り、
そしてこれからの1世紀もますます発展し続けることを祈念して、
年内に「100周年記念事業」を行わせていただくことになりました。

私が会長を務めさせていただいている「西原小魅力ある学校づくり地域協議会(西原サポーター会議)」の環境支援部会では、「創立100周年」の看板を作成し、昨日、学校のフェンスに設置しました。


◆これからPTAが中心となって、具体的に100周年の記念式典や記念事業のをまとめていくことになりますが、
私も、「地域ぐるみ」で記念事業を成功させるために全力をあげて取り組んでいきたいと思います。

市当局、地域の皆様、同窓生の皆様、温かいご理解・ご協力をぜひともいただけますようお願いいたします。


PS: 大寒波の影響で 全国的に自然災害や火災が頻発しています。
   寒さ対策などの体調管理と火の元には くれぐれもご留意ください。



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日航年金よりひどい 地方議員年金 破綻まで秒読み?

2010年01月14日 | オピニオン
                  私の所属する会派「民主市民連合議員会」の執務室です
                       御覧の通り、いつも雑然としています
                   (宇都宮市役所の西に隣接する議会棟内にあります)
                      この日はひとりで会報の作成作業でした


◆日本年金機構 (前身は旧社会保険庁) が設立されて、公的年金制度は国民の信頼回復に向けて新しい一歩を踏み出しました。

全国民にとって 老後生活の頼みの綱でもある公的年金。
今度こそ、責任を明確にして くれぐれも安定した運営を行っていただかなくてはなりません。

◆また、年金といえば、連日報道を賑わす「日航の再建問題」で、すでにOBがもらっているJAL企業年金の一部カットの問題。

ここにきてどうにか3分の2を超えるOBの同意をとりつけられて、企業再建の段取りが一歩進んだ形ですが、

「自分たちが今まで積み立てた年金だから全額もらえないのはおかしい!」と、

減額を断固拒否しているOBがまだまだ大勢いるようです。


◆似た話題で、ご存知の方も多いと思いますが、私たち地方自治体の議員にも独自の年金制度があります。

「地方議員年金」と呼ばれるもので、議員になると同時に どんな議員も全員が強制的に加入させられます。

最近新聞などで取りざたされるのが、この「地方議員年金」の破綻についてで、
各地方自治体の議会内でも 今後どうしたら良いのかあれこれと思案して意見を集約しているところです。

破綻に動揺する 地方議員の年金制度。

危うくなった理由は簡単で、
年金の掛金を納める人が減ったのに、年金をもらえる人が減っていないから です。

数年前からの市町村合併などで、全国の自治体議員の定数は減少の一途。
議員の職を失い退職する議員が大勢でて、集まる掛金は減少する一方なのに、逆に支払う額が一気に増えてしまったというわけです。

◆現在、この「議員年金制度」の原資は、現職議員が納める掛金が60%、その他40%を税金でまかなうしくみとなっています。

実は、破綻までの残された時間は もう2年もないのでは… とまで言われていますが、
それでも、私の場合で毎月10万円近くの掛金を徴収されています。

破綻が目に見えているのに… 理屈ではわかっているつもりでも、正直 なにか釈然としない気持ちです。
そしてもちろん、皆さんの税金も投入され続けています。

◆自治体行政と議員年金を所管する総務省では、破綻を前提に いくつかの廃止案をすでにまとめていて、

案のひとつが、
議員が今まで払い込んだ掛金を 各人ごとにそれぞれ算出して、そのうち約6割を一時金として払い戻しして解散するというやり方。

もうひとつが、
議員在職期間が12年を超えている(年金の受け取り資格を有している)議員については、一時金を受け取るか あるいは 給付額を一定額減らしながら 年金の形で受け取るか を選択できる、というものです。

◆宇都宮市でも、議会としての意見をまとめるということで、会派ごとに検討が行なわれています。

様々な意見がありましたが、私の会派では「議員年金は廃止する」という結論が出されていますが、

他の会派では「できうる限り存続させる」といった方針を唱えていたりして、
全国的にみると、廃止反対を訴えるところもまだまだ数多くあるようで、行方は依然はっきりしません。

また、廃止案の中でも、前記の2番目の案を支持する方も大勢いらっしゃるようですが、
すでに議員年金をもらっている人は、仮に制度が破綻して廃止されても 一生涯年金をもらい続けられるというのも釈然としないものがあります。

私は、1案による「廃止賛成派」です。

それも 即刻やめたほうが良いと考えています。
これ以上無駄な税金の投入をすることも、当然 民意に反すると思います。

制度を廃止しないとすれば、
議員からの毎月の掛金を今の倍近く増やして、併せて 投入する税金も大きく増やす、
といったことが避けられません。

◆現在の「議員年金制度」は、当時の定数(大勢)の現職議員が、構成員として半永久的に居続けるといったことを大前提に何十年も前に設けられた制度です。

しかしその後に、制度の設計当時には予期できなかった「市町村大合併」という事情の変化があったわけです。
事業を成り立たせる大前提が崩れた今は、どうにか存続させようとしても 大きな無理が生じます。
無理を超えて 無茶のレベルまでいってしまったら怖いです。


◆今回のケースは地方議員という限られた職域でおこった破綻劇ですが、
年金の掛金を納める人が減ったのに、年金をもらえる人が増え続ける(減らない)ということが起これば、

国家プロジェクトともいえる「公的年金制度」といえども安泰とは言い切れません。

「少子高齢化」や「世代間の不公平感」がこれからますます問題になると思いますが、
若者世代に負担を大きく押しつけるには限界があります。

せめて公的年金は、地方議員年金のような採算割れが生じることがなく、
くれぐれも存続可能で、国民に安心を与える盤石な制度でありますよう…。



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昨年の音楽界の顔 辻井信行さん  今年生誕200年 ショパン・イヤー

2010年01月13日 | オピニオン
                      ポーランドのショパン生家にあるショパン像
                         (いつか訪ねてみたいです…)


◆きのうの朝方、昨年6月の ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで優勝した 辻井 信行さんの密着ドキュメントが教育テレビで放映されていました。
まさに激闘の記録。

「心の眼で見てるから…」として、ハンデを克服どころか健常人でも為し得ないまさに偉業です。

これからもますます活躍してくれることを願ってやみません。


◆さて、今年は 作曲家兼ピアニストのショパンが生まれて200年ということで、世界中でイベントやお祭りがおこなわれるようです。

それにつられてか、ここのところ我が家でも無意識にショパンの楽曲のCDをかけることが多いような…

普段家では クラシックなどを気軽にBGMに流しっぱなしにして過ごすことが多いのですが、やはり ショパンやベートーベンが流れるときは思わず聴き入ってしまうことが多いです。

詩情をたたえた豊かな楽想 とか、甘美な感傷の表現 であるとか…、
表現はいろいろとありますが、やはり聴く人を惹きつけるなんともいえない魅力的な作品が多いと思います。
 

◆また、5年に1度行われる 「ショパン国際ピアノコンクール(第16回)」が、今年は開催年になります (10月の予定です)。

これまで、ポリーニ、 アルゲリッチ、 ブーニン などの音楽史に残るであろう才能を世に送り出した世界一のピアノコンクール。
今回はどういった方がクラシックピアニストの頂点に立つのか、今から楽しみです。   


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城郭復元で町おこし 白河の小峰城

2010年01月12日 | 活動報告

◆写真は白河にある日本100名城のひとつ「小峰城」です。
城郭復元による町おこしの勉強にと訪れました。

幕末の戊辰戦争の時に落城し焼失してしまい、
その後長い間石垣だけという状態が続いていましたが、
平成3年に三重櫓(天守の役割を果たしていた建物)を復元し、
また平成6年には三重櫓へのアプローチである前御門も復元されました。

◆復元費用はなんと3億円だそうで、
宇都宮城の復元にかかった経費の何十分の一。
コストパフォーマンス (費用対効果)を考えるとまさに脱帽です。


◆鳴り物入りで整備された「宇都宮城」ですが、
宇都宮市民の公共財産として、この先どう位置づけていくかが大きな課題です。

百数十億円という巨費を投じたにもかかわらず、
「市民の交流の場」「憩いの場」としても、
「重要な史跡」「観光名所」としても、
今は全く中途半端な状態であると思います。


◆「小峰城」はJR白河駅のすぐ裏にあるお城で、公園設備あり、景色よし、
そして拝観は無料。

時間があれば のんびりと長居しても飽きないかなぁといった感じの、
見事な 石垣や堀、櫓(やぐら)といった見所満載の 大変綺麗なお城です。


知らない人もまだまだ多いと思います。
機会がありましたら立ち寄ってみてはいかがでしょう。


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成人の日 新成人の皆さん おめでとう!

2010年01月11日 | 活動報告
                   成人式 議長代理で祝辞を述べさせていただきました。


◆昨日は「成人の日」でした。
新たに成人の仲間入りをされた皆さん、ほんとうにおめでとうございます。

宇都宮市でも中学校区単位での「成人式」が各地で開催され、私も一条中学校区の式典に参列させていただきました。

宇都宮市で新たに成人となった方は5413人。全国では127万人だそうで、前年と比べて6万人の減。
統計を始めた68年以降 過去最少だそうです。

◆インターネット調査会社が新成人を対象に行った意識調査によると、

「日本の未来は暗い」と考える新成人は8割。
にもかかわらず、「自分の未来は明るい」と思っている新成人が6割だそうで、
社会に対しては悲観的なのに、自分についてはすごく楽観的。
自分も…ハタチの頃はそうだったかなぁ…。

日本の未来が「暗い」理由としては、

 ・景気が悪くなる一方で、年金問題などの解決のめどが立たないから…
 ・政権交代したのに、特に大きな変化が感じられないから…

などの声が多いそうで、なるほどなかなか世相や社会を観察しています。

また、自分の未来は「明るい」理由は、

 ・これから何でもできる
 ・可能性がいっぱいある
 ・明確な目標がある

などだそうで、頼もしくて結構けっこう
Boys be ambitious(青年よ 大志を抱け)!です。 

「将来の夢がある」人は6割以上、
夢の具体的内容は これからの仕事(職業) に関することが多く、
「人のために役立つ仕事をしたい」との答えが多いところなどは ほんとうに今年の新成人もしっかりしていますね~。


◆全国各地で成人の日の式典が行われましたが、かつてのように暴徒がでるような問題が起きたところはあまりなかったようです。

私が列席させていただいた式典では、市長からの「激励のことば」や、私が代読させていただいた議長代理の「お祝いのことば」の時など、おしゃべりで騒がしくなることなく、素晴らしい成人式でした
式典の後は同窓の友人たちとの久々の再会を楽しみながら、和気あいあいとした雰囲気に溢れていました。


◆さて、新成人の皆さんはこれで、成年でないと許されない新たな権利を手にしました。
でも引き換えに、社会的責任を負わされる身分にもなったわけです。

権利と責任を自覚して、
特に私からは、せっかくの参政権(選挙権)の行使を無駄にすることのないようにお願いいたします。


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宇都宮市議会 議員定数削減の議論

2010年01月10日 | オピニオン

◆宇都宮市議会で、議員定数削減の議論が行われています。
1月9日の下野新聞にも関連記事が掲載されました。

これまで何度となく懸案として持ち上がっており、現在も各会派で意見統一のための協議がなされているところです。


◆宇都宮市の現在の議員定数は50名。
宇都宮市民は約51万人なので、10,200人に議員が1人、
有権者は約35万人で、約7,000人に議員が1人という割合で選出されています。

他の基礎自治体の場合も議員は平均7,000~8,000人に一人ということで、一票の重さも平均的。

市民に身近な きめの細かい自治体議会を実現するためには議員数が多いに越したことはありませんが、昨今の財政面を考慮するとそれはとても難しい話です。


◆まずは「定数を減らすことで何を一番に改革しようとするのか」といった目的を明確に整理することが重要だと考えます。

経費節減を目的とするならば、議員報酬のカットや議会運営費の削減を行うといったやり方も併せて検討されるべきで、

今の、市民目線・市民感情ばかりを気にしての その場しのぎの点数稼ぎ的な定数減の理屈は、本当にいい結果を生むのか市民のためなのか は疑問ということで、私としては手放しで賛成はしていません。


◆自治体運営では首長(市長)の権力が圧倒的に強いわけですが、それに睨みをきかせ牽制するのが議会(特に反与党側)の役割。

また、さまざまな市民の意見を市政に反映させるため、主婦・子育て世代の代表やサラリーマンの代表など、いろいろな分野の市民が集まって議論しあうのが理想的ですし、そういったことで議会の活性化も図れるわけですから、議会改革の話題となるとすぐに定数削減が取りざたされるというのは少し情けない気もいたします。


◆ただし、市民感情・有権者の思いは… ということで、機会あるたびに皆さんのご意見をうかがっていますが、やはり「議員数の削減に取り組んでくれ」という方がほとんどです。

理由は、「こんな財政状態だから」とか「ろくな仕事しかしていない遊んでいる議員ばかりだから」といったところが多いでしょうか。


つい2年前まで普通の主婦だった私から言わせていただきますと、「議員の数と報酬を減らせ!」というところに市民の感情が集まるということはもっともであると感じます。

しかし実際、議員になってからは、非常に仕事が多いということが分かりました。
新人で不慣れであるということもありますが、真剣に入り込むほど際限なく広がって、いくらやっても時間が足りないという現実があります。
1年中毎日24時間、自分の時間がなくなるくらいに入り込める仕事です。

宇都宮市全体のことを考えていくという大きな眼と、
地域に密着して細かなことまで目が届くアリのような眼と、
私だけでなく他の議員も、その両方の眼を気にして持たないといけないと常に考えています。


◆定数削減は年内にも具体的な削減数を決定して結論を出すべき。
そして、あくまで個人的な考えですが、 数名減が妥当かな… といった私なりの考えもあります。

ただし、民主主義の本質を忘れて節操無く人気取りの議論に偏ることはくれぐれも避けなければならないと考えています。


◆また、私が併せて議論しなければいけないと思うのが、女性の議会参加を推し進めるための「クウォーター制の導入」です。

世界の潮流である同制度の導入は、近い将来日本も避けて通れない課題となるはずです。
老若男女すべての人が、差別されることなく尊重されるために、
志ある人が議会に参加することを阻む壁を取り除くためにも、
前向きに検討を行いたい問題です。


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栃木魂 雑草軍団 矢板中央高校の活躍に拍手

2010年01月09日 | オピニオン
                         (下野新聞より転載)

◆今年の全国高校サッカー選手権大会。
本県では、矢板中央高校の破竹の勢いを感じさせる活躍に大いに沸きました。

新年早々の明るい話題です。

◆栃木の高校スポーツ界は、有力選手が県外にどんどん流出してしまうさみしい状況にあります。

北関東の「雑草軍団」とあだ名され、エリート選手不在で泥臭く試合を運ぶスタイルで、大会前の下馬評では無印。
そんな矢板中央高校の活躍は ほんとうに喝采ものです。

特に、嬉しかったのは準々決勝で 優勝候補の広島観音に2-1と逆転勝ちした時。

◆国立競技場のピッチで全力疾走を… の夢を叶えた選手の皆さんおめでとう!
そして「栃木魂」を全国に見せつけてくれて ほんとうにありがとう。

今年はこれにあやかって、栃木SCも頑張れ~! デス。


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選挙運動にも インターネット利用解禁の動き

2010年01月08日 | オピニオン

◆現在 Yahoo Japan(ヤフージャパン)の「政治」カテゴリーで、
「インターネットを活用した選挙運動の解禁についての意見を募る」
という調査が行われています。

「早ければ次の選挙からネットの利用を解禁してほしい」
といった声が民主党系の議員を中心に高まっていますが、
政府の原口総務大臣らもすでに解禁に向けた課題整理などの作業に入っているとのことです。

◆インターネットの大きな利点は、
 1 オンデマンド = いつでも好きな(必要とする)時に情報発信・収集できること
 2 コミュニケーション = 一方通行ではなく 双方向の対話の形がとれること

なのに、現在日本は唯一 先進諸国の中でネット選挙が許されていない国なんです。


現在の公職選挙法では、選挙が公示された以降は、インターネットによる宣伝行為は禁止(文書図画の頒布)されています。
公職選挙法には、そのほかにも古い時代の陳腐な制約がまだまだ残されていて、これまで私がかかわった何回かの選挙でも唖然とすることが何度もありました。

公職選挙法改正案は、麻生政権時代に一度は廃案になっていますが、今度は順調に法案が通って、今年中にネット選挙が解禁される可能性が高いと思います。


◆聞くところによると、大新聞などの世論調査よりも、最近は ネットによる調査の方が精度が高くて世の中の風向きを良くとらえているとの報告もあるようです。

時代はますますネット社会。
もし選挙活動でのネット利用が解禁となれば、それが弾みとなって、世の中の様々な社会活動の分野でもネット利用規制の緩和に拍車がかかるでしょう。

◆20代から30代の若い方々がどう動くかで政治の流れが変わる時代が来ています。
若者にも もちろん政治を動かす大きな力があるんです。

その若者の情報源は といえば、既存のメディアである新聞・テレビよりもやはり今はインターネット。
ネット選挙は若者の政治参加を促進できるかなり有効な方策であることはまちがいありません。

一日も早い制度改正を望んでいます。


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尚(なお) 身の丈(たけ)をわきまえて

2010年01月07日 | オピニオン
             昨年末 懸案である大規模公共事業のひとつ LRT の中止を
                       佐藤宇都宮市長に対して申し入れ



◆景気よく1年のスタートを切りたい、と誰もが願っていると思いますが、
お正月といっても、毎日流れるニュースはやはり事件・事故、不況や不祥事といった暗い話題が多いです。

◆昨日から今日とご支援いただく労組を中心に、企業さんへ年始のご挨拶をさせていただいております。
元気に不況の逆風と戦い続ける企業が多い中、
いくつかの企業で、赤字、規模縮小、事業撤退などといった残念な話も聞かれました。

今年は、業績の見通しも雇用活動も回復の兆しがあるようですが、
好況の時に手を拡げた新規の事業を整理して、
基本に戻って本来の基幹事業を重視する経営に立ち返ろうといった動きが感じられます。

◆企業も人も、業績が順調な時や、やること為すことが思ったように運んでいる時は、それがいつまでも続くものと思い込みがちで、
安易に事業拡大、生産ラインの増設そして従業員の大量採用へと歩を進めがちですが、

風向きがどう変わるか誰もわからない、浮き沈みが付き物の世の中です。

身の丈をわきまえて、
ごく普通の生活を続けていくことの難しさと大切さを もう一度心に刻みたいと改めて思います。

社会保障だけでなく、会社、家庭そして個人の生き方でも「セイフティーネット」をしっかり築きたいですね。


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労働組合の皆様に仕事始めのご挨拶 そして消防出初式

2010年01月06日 | 活動報告
                    城址公園二の丸広場での一斉放水訓練の様子


◆朝一番、株式会社クボタ宇都宮工場の仕事始めにおじゃまさせていただき 新年の抱負と目標についてご挨拶させていただきました。

今年1年、労働組合の皆様と協働して、働きやすい職場づくり・働く環境づくりのため活動することを改めて確認です。

厳しい環境に負けず頑張りましょう、本年もどうぞよろしくお願いいたします!


◆また、日中は年に一度の恒例の伝統行事「宇都宮市消防出初式」に参加しました。

総合文化センターの式典の後、宇都宮城址公園の放水訓練、そして大通りでの隊列行進が行われました。

消防団、自主防災組織、ボランティアの方々が一堂に会して、お互いの役割を確かめ合いう良い機会。

消防関係の方々が、士気を高め気持ちを引き締める決起の場を目の当たりにして、背筋が伸び大変頼もしい思いがいたしました。


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一日も早い年金行政の信頼回復を 日本年金機構 に期待

2010年01月05日 | 活動報告
                      一条町での青年委員会新春街頭演説で


◆「社会保険庁」が昨年いっぱいで廃止されて、「日本年金機構」という新しい組織に移行しました。

全国に312あった社会保険事務所も 「年金事務所」 と改称されて、昨日から業務開始です。

◆年金不信の代名詞となってしまった「社会保険庁」ですが、
長妻厚生労働大臣は、かつて懲戒処分を受けた社会保険庁職員を 新組織で一切採用しない方針を貫きました。

今回驚いたのは 525人もの職員が解雇にあたる分限免職となったこと。
公職の大量解雇とは、まさに前代未聞の大事件・出来事だと思います。

◆公務員待遇ではなくなった新組織は、ずさんな接客や窓口応対を改めるために、業務の具体的な目標として 「お客様へのお約束10カ条」 なるものを掲げたそうです。

「電話は3コール以内で出ます」
「窓口でのお待たせ時間は30分以内を目指します」
「その場でお答えできない場合は2日以内に確認状況をご連絡いたします」
「お客様にプラスとなるもう一言を心がけます」  

などですが、今さら遅い、といった冷ややかな声も多いようですが、
「消えた年金問題」は日本中で政治・行政不信を巻き起こしただけに仕方のないところでしょうか…。


◆年金の記録漏れによって多くの国民が 「被害者」 となりました。
それでも国民からすれば、自分たちの年金の公正で的確な管理を任せた年金事務所の職員だけが頼りです。

新生 日本年金機構にこれから期待するのは、

「もはや失敗は許されない。日本国民の老後を支えるのは自分たちだとの使命感と誇りを持って職務に励んで頂きたい。」

まさに、我妻厚生労働大臣の初訓示にあった言葉そのもの。

組織改革が、ただの看板の掛け替えと非難されないよう、まずは国民の信頼回復に向けて頑張ってほしいものです


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お正月 というドタバタが過ぎて

2010年01月04日 | 活動報告
              日光東照宮奥の院(家康公の霊廟)内にある「叶う杉(かなうすぎ)」の前で
               お願いごとはなんでもござれ その名のとおり霊験あらたかだそうな
                       


◆皆様、お正月三が日はいかがお過ごしだったでしょうか?
ご家族ともども穏やかにのんびり過ごされた方や、元旦から仕事で大忙しだったサービス業の方など、人それぞれだと思います。

◆今年もやはりあっという間に過ぎてしまった私のお正月。

昨日、義理の妹家族の住む日光を訪れた足で、駆け足でしたが無理して「日光東照宮」と「輪王寺」も参詣してきました。

元旦の日に二荒山神社へ行ったばかりなのに、と指摘を受けそうですが、
日本には八百万(やおよろず)とも言われる実に多くの神様がいらっしゃる。
私は、初詣は2か所以上の神社仏閣に参詣に行ってしまっても大丈夫派です(^_^)v

充実した幸せな一年になりますよう、昨年同様、多くの人に助けていただいたり、励ましていただいたりしていただけますよう、
できるだけたくさんの神様に感謝してお願いしたい気持ちでもあります。


「輪王寺」では、ご家族で二社一寺にお参りに来ていた 福田富一栃木県知事とバッタリお会いしました。
また、「東照宮奥の院入口(眠り猫の下)」では、近所に住む20年来の友人夫婦にバッタリ。
これも何かの「ご縁」でしょうか...


◆さて、我が家のお正月は、良くも悪くも「ドタバタ・賑やか」の一言で、
とても人さまに見せられない… かなぁ…(*_*;

暮れからお正月と、親戚や甥・姪たちが代わる代わる泊まりに来て(ちょうど学校が冬休みですから…)、
年末ぎりぎりまで仕事があり(自分で仕事を作ってるとか周りからは言われてますが…)、
年始は早朝から大切な行事があり、新春顔合わせ会があり、
その合間に年末年始のご挨拶(もし失礼がありましたら誠に申し訳ございません)。

年越しやお正月の準備は「ながら仕事」でお茶を濁す程度に片づけながらも、
大晦日(おおみそか)には近所の方にいただいた手打ちそばを、元旦にはお雑煮をと、時節の食べ物を なんとかいただいた我が家でした。


◆いただいた年賀状の一部は返事も書けていませんが、
公職選挙法のきまりで、議員は有権者の方々に年賀状を出すことが禁止されています。
本来であれば、こちらからご挨拶をしなければならない方がたくさんいらっしゃるのに、大変恐縮です。

今夜あたりから仕上げを急ぎまして、
昨年のお礼と新年のご挨拶を含めまして、「市政だより(活動報告)」の形で配信させていただきたいと思います。


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年頭の街頭宣伝活動

2010年01月03日 | 活動報告
                        二荒山神社前で今年の第一声です!


◆大晦日、元日と、親類縁者を交えてのにぎやかで忙しい集まりではありましたが久しぶりの家族揃っての夕べを過ごしました。

◆年賀状、たくさんのご挨拶をいただきましてほんとうにありがとうございます。

◆議員は選挙区内の方には年賀状を出すことが許されていません(返礼のみはOKとされています)。
お世話になっている方々に新年のご挨拶ができずに大変申し訳ありませんがご了承下さい。
今年も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◆お正月2日は、民主党栃木県連青年委員会による新年最初の街頭演説(街頭宣伝カーによる遊説)をやなせ進参議院議員らとともに行いました。

今年こそ生活と政治のズレを是正する1年にしたい
止めるべき施策にはストップをかけ、福祉型社会へと大きな方向転換を迫る年

などの呼びかけを中心に、
初詣・初売りの方々でにぎわう二荒山神社前で、年頭の第一声をあげさせていただきました。


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp

初詣にて

2010年01月02日 | 活動報告
好天に恵まれたお正月になりました。
元旦の夕方、大勢の初詣で客でにぎわう市街地中心部に家族で出かけて、今年1年の無病息災と家内安全などを二荒山神社で祈願。

神社などへの人出は例年より多いとのことで、境内には家族連れやカップルなどが長い列をつくっていました。

本殿前で家族全員で手を合わせ、受験生を抱える我が家は合格祈願のお守りも併せて買い求めました。

絵馬に書かれた様々なお願いごとを眺めてみると、
「仕事がうまくいきますように…」
「ふつうに幸せになれますように…」
などといった切実なものが多く、厳しい世相を感じさせられます。

ひとつでも多くの願い事が叶うといいですね。
きっと叶えましょう。


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp