福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

夫婦と女性の仕事について(3)

2006年11月03日 | オピニオン
                

夫は、結婚するとき私に、
「お金のことは心配ない。僕が稼いでくるから、君は家にいて欲しい。」
とは言いませんでした。

素直に「一緒に協力して頑張ろうよ。家事をするためだけに家にいる必要はないよ。きっと君のためにもその方が良いと思うよ。」
が彼からの提案でした。

私の考えも「一緒に頑張りたい。出来る限り働きたい。」だったので、これまで自然と歯車がうまくかみ合ったのかもしれません。

それともうひとつ、うまいかみ合わせになったのが、私も夫も、
「家族の幸せ」「自分の幸せ~趣味・交友・夢・目標」の両方を大切にしたいタイプだったこと。

家事や育児によって、私と夫のどちらかに、体力・時間・精神の負担が片寄らないよう、これまでなんとか協力して来れました。


前にも書きましたが、夫の育った家庭環境が共働き(母親が60歳過ぎまで看護婦)であったため、女性が仕事を持ち、男性が家事を分担することが当たり前のことと捉えていた点が私たち夫婦の原点にあると思います。

長女の出産を機に最初の勤め先を退職した私は、およそ4年間の専業主婦時代がありました。
育児の楽しみも思う存分?味わわせていただきましたが、いつも心のどこかに「仕事を持ちたい…」との思いがあって、ジレンマを感じることが間々ありました。

仕事をすれば良い事ばかり…とはいきませんが、仕事をすることによって得られるものは間違いなく多いと思います。

・収入を得る
 生活費のためだけに働く場合から、経済的に100%夫に依存したくない、経済的に自立したいというレベルまで、人により様々ですが、まずは最大の意味が収入の確保です。
 
・生き甲斐を得る
 もちろん家族が大切ですが、自分の人生だから、余裕があれば自分のやりたいことも大事にしたいと思います。

・人間関係を得る
 働くことによって、様々な出会いがあります。出会いによって、見聞や人間の幅が拡がります。

・新しい能力を得る
 働くことによって、新しい能力が身につきます。新しい能力によって、可能性も広がります。

一度きりの人生です。仕事を得ることに限らず、なるべくならば、無理だとあきらめることを減らしながら生きたいものです。

体と少しの頭を使って、意思を持って工夫すれば…。あきらめずに済むことって多いと思います。


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