中学では実技科目が、軽く見られていると思う。
実際、公立高校(普通科)の入学試験は、主要5科目(英語・国語・数学・理科・社会)のみで、実技科目の試験はない。
しかし、普通の人たちにも実技科目は重要だ。
音楽・保健体育・美術・技術家庭科は、日常生活と密接に関わるし、主要5科目の勉強にも関係する。
実のところ、勉強の出来は、机に座る前に決まっている。
例えば、睡眠。
人間は夜22時から2時の時間に寝ると、自律神経の観点から、いいと言われている。
しっかりとした睡眠をとることで、翌日の勉強が集中できるし、エネルギーがあるから、自然とモチベーションも高まる。
そのような身体や睡眠について学べるのは、保健体育だろう。
また、勉強で大切なのは、モチベーションだ。
モチベーションを高める上で重要なのは、理想の自分自身のイメージだ。
いいイメージがあれば、自然と意欲が湧いてくる。
そのイメージは、その人の美意識と関わっている。
そして、その美意識を培うのが、たとえば美術であり音楽であろう。
技術家庭科にしても、役立つことは多い。
パフォ-マンスを発揮するには食事が大事だし、技術にしても、ユニバーサルデザインという言葉がある通り、よりスマートな考え方をする上で、役立つことを学べる。
だから、実技科目に力を入れよう。