ピアノの詩人と称されるショパンに、こんな素敵なチェロソナタあるとは思わなかった。
iPad上のこの曲のアイコンをタップすると、深く憂いに満ちた旋律が部屋中にあふれた。
相方のメルニコフのピアノも良い。二人の名手が醸し出す響きに、しばし陶然となった。
ラフマニノフのそれは、ロシアンティストに満ちたスケールの大きな曲。
収録曲
ショパン チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ラフマニノフ チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
演奏
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/1696年製ジョフレド・カッパ)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/スタインウェイ)
録音 2020年9月 ベルリン、テルデックスタジオ Harmonia Mundi HMM902643