ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

秋の夕べとシューベルト

2017-10-02 13:03:44 | 暮らしあれこれ
170927.wed.

9月26-28日の近江レポートもまだなのに、日々流れるように過ぎていってしまう?
取り急ぎメモ。



9/27、「日本の秋の歌とシューベルトの夕べ」下北沢の音楽カフェ音倉にて。

主催者のお祖父様が、シューベルトの邦詞を手がけた学者、故・実吉晴夫さん。
シューベルトの楽曲約600のうち3分の1の邦詞をされているのだとか。
テノール歌手の畑儀文さん、
「ドイツ語の歌でも、日本の言葉で歌って聴いてもらう方がよほどいいのです」。
優しい語り口と朗々とした歌声に聞き惚れてしまいます。



口語の歌詞は本当に新鮮でした。
「野ばら」なんて、邦詞を読んだだけではまったく別物なのに、
メロデイがつくと、あ!あの野ばらだ!! と、
いかに自分の頭に文語訳が染みついているかを痛感。
文語の訳詞は調べはきれいですけど、口語の邦詞はより歌の情景が目に浮かびます。

客席にいらしたお腹に赤ちゃんのいるソプラノ歌手をステージに呼んで
「子守歌」を歌ってもらうサプライズも。

♪ 眠りなさい かわいい坊や そっと揺する ママの手で
気持ちよい 愛の世界が ぱっと開く この揺りかごに ??

カフェ全体が大きな揺りかごに揺られているように感じた素敵な晩でした。



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