140912.fri.
「濱田樹里展」銀座コバヤシ画廊にて。
地階のスペースを覗いた途端、
包み込まれるような感覚。
そう、胎内に滑り込んだような。
赤、朱、茶、金、青緑、紫・・・、
強烈な色を縫うように白く動くもの。
それは花弁なのか、触手なのか、舌なのか。
ひたひたひたと静かな生命力に
絡めとられるような空間です。
インドネシアに生まれ、小学校時代を現地で育った画家には、
赤土の大地に落ちる夕日の赤こそが、自分の原点なのだ、と。
自分の人生を表現したら、それは作品になる、
と確信して画家を志したそう。
画材は岩絵の具。
キラキラ輝く鉱物の特長を生かし、予想もしないほど塗り込む。
それでいてくどくないのは、画材のせいか、
画家の作品との距離感か。
初期の絵から感じるゴーギャンの熱情のようなものは、いまも健在。
それでいて、すべてを内包するような温もりは
観る者を飽きさせず、
いつの間にかその内部に佇んでいるのは
自分だと気づく瞬間を愉しんでもいるような。
小作品も一点一点、完成度が高いです。
いい作品を見た日は、足取りも軽く帰宅。
あ、本日、校了日だったからかも?(笑)
「濱田樹里展」銀座コバヤシ画廊にて。
地階のスペースを覗いた途端、
包み込まれるような感覚。
そう、胎内に滑り込んだような。
赤、朱、茶、金、青緑、紫・・・、
強烈な色を縫うように白く動くもの。
それは花弁なのか、触手なのか、舌なのか。
ひたひたひたと静かな生命力に
絡めとられるような空間です。
インドネシアに生まれ、小学校時代を現地で育った画家には、
赤土の大地に落ちる夕日の赤こそが、自分の原点なのだ、と。
自分の人生を表現したら、それは作品になる、
と確信して画家を志したそう。
画材は岩絵の具。
キラキラ輝く鉱物の特長を生かし、予想もしないほど塗り込む。
それでいてくどくないのは、画材のせいか、
画家の作品との距離感か。
初期の絵から感じるゴーギャンの熱情のようなものは、いまも健在。
それでいて、すべてを内包するような温もりは
観る者を飽きさせず、
いつの間にかその内部に佇んでいるのは
自分だと気づく瞬間を愉しんでもいるような。
小作品も一点一点、完成度が高いです。
いい作品を見た日は、足取りも軽く帰宅。
あ、本日、校了日だったからかも?(笑)