輸送包装と評価試験と。。。

輸送包装試験のことや海外情報など、息抜き情報とともに発信していきます。

無事発表を済ませ、帰国しました。

2015-04-21 00:27:26 | 日記
2015 ISTA TransPack Forum(http://www.transportpackagingforum.com)の発表を、無事に終えてきました。

発表後の質疑タイムにもちゃんと質問が出て(英語での質疑もきついですが、何もないのもつらいものです)、休憩時間での立ち話でも多くの人からポジティブなフィードバックをいただけたので、とりあえずはホッとしています。

毎年全体的に質の高い発表が多いのですが、今回は特に興味深い発表が多かった印象があります。

自分の発表直前にあった発表もなかなかおもしろかったのですが、何せ自分自身の発表準備をしながら聞いてたため、ほとんど上の空状態。。。あとでしっかりそれらの発表資料を読み込んで、勉強したいと思います。。。

皆さんの役に立ちそうな情報をピックアップして、また報告するようにしますね。

2015 ISTA TransPack Forum参加情報 その2

2015-04-08 06:51:25 | 日記
4月8日からの2015 ISTA TransPack Forum(http://www.transportpackagingforum.com)に先立ち、今日(4/7)はISTAのTechnical Division Board Meetingが開催され、出席してきました。

Technical Division Boardには、現在14人のメンバーがいて、ISTA規格の技術的な項目について話し合いを持ち、変更などの決議を取っています。

(ISTAの各Divisionについては、こちらで参照できます。http://www.ista.org/pages/about/ista-divisions.php)

今年のトピックの一つに、現在のISTA 4AB規格(ウェブベースで、北米を含むいくつかの国や地域に特化した試験条件を構築できる)を進化させた“Test Planner”という機能を開発する、というものがありました。

最終的には、分厚い規格書を読まなくても、輸送モードや地域に合わせた試験条件を、ほぼ自動的に(モバイルデバイスでも)構築できる、というものを理想としています。その基本データを収集するため、ISTAとして本格的な広範囲の輸送環境計測も計画中です(資金確保のためスポンサーも募集中)。

一貫した輸送環境計測データを集めるためには、計測器の初期設定や取り付け方法を統一することが非常に重要ですが、そのためのガイダンスも準備しています。

私自身は、落下計測のためのガイダンス作成を他2名のメンバーとともに担当することになりました(正直に告白すると、担当を立候補したわけではないのですが、隣に座っていた旧知のメンバーのひとりから「おまえの得意分野だよな」と突っ込まれ、逃げ場がなくなって引き受けた次第です)。

この辺の動向については、また随時報告していきますね。

さて、明日からセッションが始まります。自分の発表は明後日の午後なので、それまではなかなかリラックスできません。。。

2015 ISTA TransPack Forumに参加、発表してきます。

2015-04-05 10:50:14 | 日記
ブログをなかなか更新ができず、すみませんでした。

「年度末で忙しかった」なんていう陳腐な言い訳はしません。。。

4月8日から10日の3日間、米国フロリダ州オーランドにて、International Safe Transit Association(ISTA) による、2015 ISTA TransPack Forumが開催されます。私は2007年より毎年参加しており、今回は通算4回目の口頭発表もおこないます。

http://www.transportpackagingforum.com/speakers.htm

ISTA TransPack Forumは、輸送包装およびその試験に特化したイベントですが、どのようなものか簡単にご紹介します。

まず、ISTAという組織は、米国ミシガン州ランシングに本部を置く非営利団体で、前身の組織である National Safe Transit Committee (NTSC) が1948に発足して以来、60年以上にわたって、輸送包装試験規格の開発や技術普及に努めています。

http://www.ista.org

ISTA独自の試験規格は、米国ではASTMと並びユーザーが多く、大きな影響力を持っています。また近年では、特に中国で多くの会員を獲得しています。正式なISTA規格試験の実施はISTAによって認定された試験所でのみ可能となっており、多くの認定試験所が存在することも、特徴のひとつとなっています。

ISTA TransPack Forumには、米国や欧州から主要な輸送包装エキスパートが参加します。全体の参加者数は、例年200~300名程度です。企業や大学などから、輸送包装や試験に関する30件程度の研究発表がおこなわれます。

私の発表テーマは、ISO/TC122 国内対策委員会での調査研究成果である、「一般に入手可能な指標・指数から物流環境を推定する方法」です。そのため今回は、委員会の委員の立場での発表となります。

内容については、公益社団法人日本包装技術協会(JPI)の機関誌である「包装技術」2015年2月号または以下JPIのウェブサイトからご覧になれます。

http://www.jpi.or.jp/report/data/report2014_jp02.pdf

ISTA TransPack Forumの様子などは、追ってご報告します。

本日これから出発です。それでは、行ってきます!

2/27(金)包装学会シンポジウム

2015-02-22 19:30:51 | 日記
私は、日本包装学会が年3回(2、6、10月)開催するシンポジウムの企画委員をさせていただいています。

今日は、間際になってしまいましたが、今週2月27日(金)に開催されるシンポジウムをご案内します。

テーマは「高機能包装材料の最新動向 ~バリア、吸着、撥水~」です。

包装のバリア保護性能の強化、特定物質に対する吸着現象の制御、フィルム表面性状制御など、高機能包装材料の最新技術動向について興味深い5講演を予定しています。詳しくは、下記URLをご覧ください。こちらから参加申込みもできます。

http://spstj.jp/event/shinpo/index.html

輸送包装からは若干離れたテーマではありますが、「包装」全般にアンテナを張るためにも、興味のある方はぜひご参加ください!

ビールの泡が振動を低減???

2015-02-13 06:47:27 | 日記
ビールの泡が振動を低減???

グラスに入ったビールを運ぶときのほうが、水やジュースを運ぶよりこぼしにくいことを意識したことがあるでしょうか?

ビールの泡がクッションになり、液体表面のゆれ(スロッシング)を抑える役目を果たしているそうです。ビールに限らず、カプチーノなんかでも同様な効果があります。

この現象に関して、米国プリンストン大学が研究に取り組んでいるようです。

当然、泡の大きさや粘性などの特性によって、その効果には違いがあります。

それを解析しようというのですが、「ビールの泡」という見た目のカジュアルさとは裏腹に、相当高度な計算が必要だそうです。

将来的には、石油タンカー船や鉄道コンテナ、トレーラなどによる液体危険物輸送時のゆれを低減し、転覆・転倒事故防止に役立てる構想があるそうです。

そうなってくると、俄然われわれのフィールドにも関連が出てきますね。

地震国に暮らす日本人としては、たとえば石油備蓄タンクにおける超長周期振動対策として、タンク内の石油と「フタ」の間に泡を入れてスロッシングを防ぐことにも応用できないか、などと夢も広がります。

さて、いつぐらいに成果が世に出てくるでしょうか、楽しみに待ちましょう!!