イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

見える化

2007-07-25 23:36:38 | 
を読む。
いまさら過ぎて申し訳ないですが。
お客さんに対しても通常業務の中で使ってきました。
知ったかぶりしてすみません。

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著者はいわゆる経営戦略よりも、
現場の業務の効率性に興味があるようだ。
経営も見える化の範疇だが、戦略立案ではなく、
立てた後の戦略の扱い方といったメタ経営のような話になっている。

この本では一貫して企業においては、自身が「見える」ことが重要だと説いている。
「見える」とはどういうことかの定義、
「見える」ということの種類を述べた後、
34の例を挙げている。
34もよく集めたものだ。このうち企業名を伏字にしたところは
おそらく著者や著者の所属していた会社が手がけた案件だろう。
一つ一つの例は数ページしか書かれていないので
やや欲求不満である。
もう少し、少数の事例について深く記述したほうがいいのかもしれない。
例えば、工場勤務の社員のスキルのレベルを表した表は、
この本にあるように作成するのは簡単だが、誰が管理するのだろうか。
社員自身が自分のレベルを他人に知られたくないと思う、という問題は
この本に従うと、「打破すべき習慣」であるが、
さすがに社外に漏れるのはまずいだろう。
これまた「打破すべき」考え方と言うのは簡単だが、
具体的に仕組み化するのは難しい。
そういう、「でもどうやって?」には答えていないのが残念。

「仕組み化」という本を私が書こうかな・・・。

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