昨日は

英語の塾に行ってきました。

議論をする授業で、今回の題材は、
マレーシアの拠点を広げようとしている企業と、政府の交渉。
人種に関わらずマレーシア人を採用して、
利便性の高い都市に工場を建設したい企業と、
歴史的に虐げられてきたマレー人の雇用を確保し、
地方都市に工場を作らせて国土の発展を図りたい政府です。
地元メディアはマレー人寄りである、と。
つまり、マレーシアの中国系、インド系の技術者を雇用すると
バッシングが起きる可能性がある、という仮定です。
尤も、授業では論点はこれほど明確にされませんでしたが。

例によって予習をせずにいったので少々出遅れた感があったものの、
私の出した結論は、
すぐにマレー人を特殊技能を要する職種に採用することは難しいのならば、
その企業が資金を出して、
地方都市に技術者養成学校を全寮制で作ってしまえばいい、でした。
周辺のインフラは政府が整備して、
場合によっては大学を丸ごと作ってしまってもいいし。
大学で都市を整備することで他の企業の工場も呼び込めるかもしれないし、
地元メディア受けもよいでしょう。
卒業時の成績が一定水準以上であれば
その企業が雇用するという契約にしておけばどうでしょ。

考えの筋道の吟味が甘いけれど、結構いい線行っているのではなかろうか。
しかし、不評でした。理由はよく分からないけれど。

授業では、
雇用の問題、工場誘致の都市の問題など、個別に解を作っていきました。
まるで、だめなコンサルタントのように。

むうう。