イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

2005-11-06 22:11:28 | 
アニー・トレメル・ウィルコックス著「古書修復の愉しみ」を読む。amazonの該当ページ

古書修復家に弟子入りした著者の、修行の記録。
一冊の本を修復する過程の間に、いろいろな話が挟まれている。
ちょっと読みにくいな。
しかも、文章で本の修復作業を説明するのも分かりにくいです。
本の部分の名称には不案内なので。
「ノドのところを手前に起こして・・・」なんてね。
訳者はこの本のために一年半ほど実際に古書修復のカルチャースクールに通ったそうで、好感が持てます。

ところで、私は物理で食べられなくなったら
古書修復家にでもなろうかと思っていた時期がありました。
ただ、著者が言うような、原書の状態を改変してしまう修復にはあまり感心しないであります。
日本ではルリエール工房なるものがあります。