天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

大分(だいぶ)八幡宮

2020年02月15日 | 筑紫


宇佐神宮本宮、筥崎八幡宮元宮



八方(全方位)に旗を立てて神功皇后をお護りした八幡由来の地。
古表神社鎮座地に集った宇佐氏、胸形氏ら大分(おおわかれ)の地であり、地名大分の由来。



裏の小高い丘は、仲哀天皇みささぎの可能性。仲哀天皇ともお別れしたのかも?

神功皇后はこの後西寒多神社に臨幸、磐座に一本の白旗を立てたと…



応神天皇の産湯に使われた井戸



神功皇后は、香椎宮、宇美宮とここに樟を植えたと…



市杵島社を祀る池で放生会が行われます。



仁王像安置の総門は神仏習合時のもの。隣に神宮寺、養源寺。

薦(こも)神社〜葦原中津国宇佐神宮祖宮

2020年02月14日 | 豊の国
御神体は三角池(御澄池)



宇佐神宮の三つの神殿における御神体とされた薦枕は、この池から…隼人征伐の際、戦地に赴いた八幡神の依代でした。



薦枕は、6年毎に三角池の真薦を刈って、新しく造り替えられます。古い御験は、奈多宮に納められ、その後は海に流されます。宇佐神宮行幸会の行事です。



社紋は一つ巴。宇佐神宮は三つ巴。



1600年に細川忠興が中津城に入部すると、1615-24年に本殿・申殿・回廊・御炊殿・薬師堂・楼門・若宮殿・南門・神門・鳥居などを復興。社殿は、三角池の東に位置し、本殿、申殿、拝殿を南北に並べ、周囲を築地塀で囲み、東側に神門が開いています。



楼門は御澄池を向いています。楼門側に素戔嗚尊を祀る八坂神社。中央本殿に、應神天皇、比咩大神(田心比売命たごりひめのみこと・湍津比売命たぎつひめのみこと・市杵島比売命いつきしまひめのみこと)、息長帯比売命を祀まつっています。向こうが大鷦鷯命とその四皇子を祀る若宮社

八幡古表(こひょう)神社〜神功皇后住吉

2020年02月13日 | 豊の国


中津城から山国川対岸の古表神社をのぞむ。河口の先は吹出浜。

社伝によると、神功皇后三韓征伐の折、「此処の海辺の石の上にて神々を祭る。 よって、軍卒多く集まり船をも調達、険浪を渡り三韓を伐つ。 」「 今よりこの良き地に住みて永遠に国家国民を守護せんとす。 」と土着玉手翁に託して545年鎮座。当初、息長大神宮、後にこの古へを表す古表神社へ。



三輪鳥居



東脇殿 四十柱神社(古表大明神)-祇園大神たち細男舞(くわしおのまい)・神相撲の神々-744年

実際には四十七の神々。神相撲、行司は八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)

本殿 八幡宮(息長大神宮)-息長帯姫尊(神功皇后)、虚空津比売命(豊姫命・皇后の妹)

西脇殿 住吉神社(住吉三神)-神相撲、無敗の西横綱



住吉大神と祇園大神の取り組みを八意思兼神が審き、神功皇后が見守ります。

細男舞(くわしおのまい)・神相撲は「美女・美童の形を表す御神像を造り、戦場において伎楽を奏し、寇賊の心をとらかし、疲れていた官軍の士気を奮いおこしたところ、敵を誅つことができた。」との由来。

隼人の霊を慰めるために始められた放生会では、にな貝を放し、細男の伎楽を奏する。にな貝を放上するのは、隼人反乱の時、海に追い落とされて滅ぼされた隼人がにな貝になったとされるため。

八幡古表神社の傀儡子の舞と相撲


奈良時代に始まる宇佐神宮の放生会に古表船を出し、傀儡子(木彫りの操り人形)を操って細男の伎楽を奏したのが起源とされ、東西10体ずつの神々によって逐次、勝ち抜き相撲。次いで東・5体の神々と西・住吉神の飛び掛り相撲。次いで東・11体と西・住吉神の押し合い相撲。最後に、東西4体ずつの女神による八乙女舞が奏されて終わります。現在は4年に1度の放生会で奉納され、昼間は沖合に繰り出した船上で一部が披露され、夜は古表神社境内の神舞殿で、およそ1時間半にわたって披露されます。



神社に伝わる細男舞(くわしおのまい)の御神像に着せる着物を1年に1度、8月6日・7日に虫干しする乾衣祭(おいろかし)。中津藩の歴代藩主は、この着物(神衣)を寄進しており、黒田官兵衛・長政が寄進したものが6着保管されています。明治以降は一般の氏子からの寄進も認められ、現在では1,000着以上の神衣が奉納されており、乾衣祭のときには色鮮やかな衣が社殿を埋め尽くします。

仏教の殺生を戒める教えにならって、供養のため捕らえた生き物を野に放してやる宇佐神宮寺の弥勒寺の重要な行事でしたが、平安時代の古くから上毛郡(かみげぐん)と下毛郡(しもげぐん)の古表社が、和間神社浮殿の前の海上で、傀櫑子舞(くぐつまい)を奉納していました。江戸時代になると、古表社は独自でこの祭りを行なうようになりました。八月六・七日、乾衣祭(おいろかし)と一緒に行われます。山国川を海上一里にかけて上下して、放生儀式と細男舞が執行され、蜷などの魚介類が放されます。古表神社境内では、細男舞・神相撲・神楽などが奉納されます。


健軍神社

2020年02月09日 | 豊後街道
参道は、加藤清正が馬の訓練をしていた杉馬場。現在、八丁馬場と呼ばれ、普通に車や人が…



楼門が道路脇のためか鳥居が低い。



阿蘇国造りの祖、健磐龍命を御祀りしています。



楼門脇には桜。



拝殿脇には梅にさざれ石。