日本では春分の日を「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とし、彼岸の中日としているが、キリスト教国の多くは、イエスキリストが十字架上で死んでから三日目(日曜日)に、復活したことから「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」にイースターを祝う。太陽が真東から昇り、真西に沈む日に「死」を連想したのは、仏教もキリスト教も同じのようだ。
イースターに卵が使われるのも、ちょうどひよこが卵の殻を破って出てくるように、キリストも死という殻を破ってよみがえったことを象徴している。
現在日本でも使われているグレゴリオ暦は、イースターなどの日取りを決める上で正しく春分の日を設定するようにと定められたもの。それまでのユリウス暦は、一年を365日とし、4年に一度366日の閏年を置くもで、約130年につき1日の誤差が生じる。16世紀後半になると、実際の春分が暦より10日も早くなり、イースターなどの日取りを決めるのに適切でなくなった。これを正すために、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定したのが、グレゴリオ暦。4年に一度の閏年は同じだが、100で割り切れる西暦年は閏年とならず、さらに400で割り切れる西暦年は閏年とした。この方法だと、一日の誤差が生じるのに3000年もかかる。
イースターに卵が使われるのも、ちょうどひよこが卵の殻を破って出てくるように、キリストも死という殻を破ってよみがえったことを象徴している。
現在日本でも使われているグレゴリオ暦は、イースターなどの日取りを決める上で正しく春分の日を設定するようにと定められたもの。それまでのユリウス暦は、一年を365日とし、4年に一度366日の閏年を置くもで、約130年につき1日の誤差が生じる。16世紀後半になると、実際の春分が暦より10日も早くなり、イースターなどの日取りを決めるのに適切でなくなった。これを正すために、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定したのが、グレゴリオ暦。4年に一度の閏年は同じだが、100で割り切れる西暦年は閏年とならず、さらに400で割り切れる西暦年は閏年とした。この方法だと、一日の誤差が生じるのに3000年もかかる。