天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

大根だき

2017年12月08日 | 冬はつとめて


 「千本釈迦堂」こと「大報恩寺」にて、毎年12月7日と8日に「大根だき(だいこだき)」が営まれます。鎌倉時代に、大報恩寺の慈禅上人が、「成道会(じょうどうえ)」の12月8日に大根を切って、そこに梵字を書いて魔よけとしてふるまった、という故事にちなんでいます。祈祷された大根を食べると中風・諸病封じ健康増進の御利益があるとされています。
 使われるのは、丸々の聖護院大根。京野菜の冬を代表する聖護院大根は、蕪のように丸い形をした大きな大根です。煮くずれしにくいのに軟らかくて味がしみ込みやすく、溶けるような口当たり。

 今は、年末、師走の風物詩ですが、冬至を含む月を11月新年としていた頃の新年の行事です。満月の日の十五日やお釈迦さまが生まれたとされる鬼の日などに行なわれています。11月15日の七五三、12月13日の事始めなど。一年で最も陽が短い農閑期に、感謝、お祝い、願掛けをしました。
 奥能登地方では、「あえのこと」という田の神様をお迎えする行事が毎年12月5日に行なわれ、2月9日に神様をお送りします。新嘗祭、神待ちなどの収穫祭のひとつですね。


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