EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

京阪交野線

2007年08月29日 | 近畿

020428kei2619  京阪交野線に初めて乗ったのは学生時代のことで、その時は京阪本線の枚方市から学研都市線と乗り換えが可能な河内森の間に乗ったことを記憶している。河内森~私市間はしばらく放置して、後に3DAYチケットを使って近畿圏の私鉄を征伐する時に早い時期に乗り潰している。交野線では交野線内で撮影をしたわけではないが、交野線直通の臨時急行として運転されていた私市ハイキングが強く印象に残っている。運転されていた期間はごくわずかで、長続きしなかったと思われるが、それまで交野線直通の運転はなかったので、これが後のおりひめ、ひこぼしにつながったと思えば、交野線にとって臨時急行私市ハイキングの存在は大きかったと言えるだろう。

 交野線は初めて乗った時も、後に乗った時もラッシュ時が終わって時間帯だったため車内は閑散としていて、学研都市線にやられて減っているのか、元々新興住宅地を走るため、昼間は空いているのかはよくわからなかった。学研都市線との競合は基本的には河内森だけで、交野線沿線から河内森~河内磐船の乗継ぎで学研都市線に流れるという図式でJRに利用者が流れているようだ。枚方市まで出て遅い本線の特急や急行に乗るより速いJRで京橋、さらには北新地方面へ出る方がよいという人が多くなったということなのだろう。昔は枚方市には特急は停まらなかったのでなおさらといったところだろう。おまけに本線の急行は異常に混んでいたのでそれに嫌気がさす人も多かったことだろう。

 JRに流れた利用者を取り戻すもしくは取り逃がさないように京阪も当初ラッシュ時に特急を停め、ついでデータイムの特急停車駅の見直し、交野線直通のK特急おりひめの設定などを行い、巻き返しを図ってきているが、対策を講じるのが少し遅かったように思う。淀川対岸の阪急にしても同じことが言えるが、JRに先手を打たれてしばらく様子を見てから私鉄が手を打つという系図になっており、巻き返すには時間が要し過ぎているように思える。交野線の相手はどちらかと言えばJRでも1線級とは言えない学研都市線が相手となっており、まだJRの方にも隙があると思うが、学研都市線は今後もおおさか東線開業や松井山手以遠の7連化などのプロジェクトが控えており、まだまだ発展していく要素が残っている。交野線も打つ手があるなら今のうちに手を打ち、取りこぼしのないようにしておきたいところだろう。