EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

近鉄名古屋線

2007年08月12日 | 東海

060715kinng21020  近鉄名古屋線には幼少の頃に名古屋から近鉄難波までビスタカーに乗せてもらったことがあり、その時に伊勢中川手前まで乗り潰しを達成している。5歳になるかならんかの時なので、2階建てのビスタカーが珍しいぐらいで、中川の短絡線がどうのこうのなど何も知らずに名阪間2時間強の時間を子供ながらに楽しく過ごしたに違いない。もっとも夕方の列車だったので、窓の外は暗闇で2階建てからの景色を楽しめるというものではなかった。青山トンネルあたりを走っている時に、昔ここで正面衝突があったという話を父に聞かされて、幽霊が出るとビビらされた記憶があるが、後になって確認するとその手の話は父だけでなく逸話として結構残っているらしいということに気づいた。

 物心ついてから名古屋線に乗ったのは学生になってから、しかも卒業を控えた4回生の夏で、兼ねてから近鉄や名鉄の乗り潰しに使いたいと思っていた3・3・SUNフリーきっぷを初めて使い、アーバンライナー初体験(しかもDX車)した時に再度名古屋線乗り潰しをした形になっている。この時は3日のうち2日を利用して、1日目は往復アーバンで贅沢をし、2日目は片道急行を利用したので、その時に伊勢中川へ初乗入も果たしている。名古屋線は大阪線よりも線路条件がよさそうであまり良くないということと、ダイヤパターンが一定ではないこともあって、先方列車の影響を受けやすいという印象を受けた。

 その後はまた乗る機会がなく、しばらく名古屋線から遠ざかっていたが、近鉄の乗り潰しをするために3・3・SUNや近鉄線内のフリーきっぷを利用して、名古屋線の支線の乗り潰しをしに行く度に名古屋線を利用することになった。JR快速みえとの厳しい競合のため、5200系やL/Cカーが優先的に投入されたり、大阪線の急行に比べて名古屋線の急行は速いなど名古屋線の特色が徐々にわかってきて興味深い路線だと認識するようになった。不況や少子化の影響で準急以下の列車は減便、減車などが行われ、以前より衰えてきたとはいえ、華やかな特急やJRとの競合に奮闘する急行に比べてローカル輸送の低迷が顕著になってきている点は残念だ。