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アパレル業界の男女の適正について。

2018年10月18日 | 繊維業界の転職
ちょっと前だけど2社目の人材会社に行った時に、こんな話をされた。
この企業さんは今は女性が欲しいみたいです。
ほら女性の方が細かい計算とか得意で、男性だとそういうの苦手みたいなのあるじゃないですか。

この話を聞いて、なるほど求人票には決して書かれないが、性別の希望があるのか、、まぁ確かにそうだろうなぁと感じた。
ちなみにブランド側の小売SPAである。
企業からのメールまで見せて貰ったが、確かに○〜○歳の女性と書いてある。次点で男性でもいいが○歳くらいでと。希望に見合う人間以外は紹介してくれるな的な文言とエクセテンションマークが並んでいる。

求人の慣習になるほどと思ったのと同時に、アドバイザーが言った男女の差異ってどうなのかと感じた。男も細かい計算してるよ。

洋服業界はレディースの方がメインである。メンズ・レディースを手がけるアパレルメーカーの社員男女比は、大体女性6男性4以上に女性が多い。これは製品の流通量や、製品の多様性、ファッション文化の成り立ちから言っても業界の常識である。ブランド側はそんな感じ。
メーカー側はというと、やはり女性が多いところも多いが、男性が多い会社もある。その最たる例が商社である。
僕は前職が商社の子会社で、社長が課の部長も兼ねるという特殊な状況だった。僕は社長や他の社長によく言われたことがある。
生産事務にはなるな。生産管理になれ。
この生産事務とは、商社などでは女性を指していると思われる。生産事務とは、商社の営業兼生産管理の社員のアシスト役として、社内で書類作成や生産管理をするポジションの社員を言う。
営業のアシスタントと言えば分かりやすいのだろうか、かなり違うけど、、
元々親会社で生産事務だった女性が社員におり、差別化した発言だった。

それを聞いた時に、そもそも自分に生産事務なんて付いてないし、営業は無いが全部自分でやっていると感じた。何を言ってるのかと。
そして、いないところで引き合いに出された女性の先輩は決して事務担当ではなく、生産管理である。その誤認にも腹が立った。
後で聞いたら、先輩は本社で社長(生産管理)付きの生産事務だった。なるほど、だからそんな言い方になったのかと、、。
それにしても古い考え方というか、アパレル業界とは距離を感じる言い方だと感じた。

この生産管理と生産事務の区別って、会社によってとても曖昧だ。生産管理募集としておきながら、職務内容を見ると、営業のアシスタントって書いてあることもある。
例えば、ブランド事業部制でサンプルまでの生産管理、量産をやる生産管理と別れているところもある。その場合、もしかしたら社内的にどちらかが、アシスト的な側面が強いかもしれない。さらに両者を繋ぐような生産管理募集もあるが、業務範囲が謎。それこそはアシスタントかもしれない。
僕は経験がないので想像が多くなるが、営業職は男ってイメージがある。発注の取次や数字・書類管理は営業事務は女性が多い。

商社の生産管理の場合、OEM事業自体が客先があることなので、営業に同行することも多く、客先とのやりとりも非常に多い。かつ仕入先の管理も徹底しなければいけない。営業兼生産管理のこともある。生産事務が確実に必要となる。
前職の親会社の担当者は、営業、生産管理、生産事務3人体制だった。この場合、営業にイニシアチブが有るように見えた。生産管理がアシストと見えなくも無い。ちなみに3人とも女性なので、男女の〜云々は関係無かった。

こういった経験則からすると、人材会社のアドバイザーは、女性のイメージとして生産事務を指して話していたように感じる。
そのアドバイザーは原料メーカー出身であり、アパレルブランド事業現場の経験が無い。原料メーカーは他の業種と同じように、男性の営業が多く、女性の営業事務が多い。取引先に対しては営業事務をアシスタントと呼ぶ。
さらに取引先としては商社との付き合いが長かったと聞く。
製品メーカーの生産管理・生産事務の実態にはあまり詳しくないのかもしれない。企業が女性がベターと言うことに対してミスリードしていた可能性は否めない。

先の企業の求人はと言うと、はっきりとは分からない。
女性が多い会社で、レディースブランドなら生産管理も女性がベターだと判断したかもしれない。それは当然である。ファッションアパレルの場合、商社と違い、生産管理もブランドへの深い理解が求められる。しかし求人自体が生産事務かアシストポジションの可能性も無くは無い。

前職の例を見るに、男女の現場実務の差異はほとんど関係無いと感じる。まず現場に出ていた男性管理職は誰よりも数字を扱っていたし、僕も近い形で生産管理と事務両刀使いである。同様に女性プレイヤーもいたし、本社の営業担当も女性だ。

アパレル業界の求人は男女平等とはいかない。女性の方が適役なことが多い。そして世間の古いイメージに反して?男性が適役とされる位置に女性プレイヤーが多い。

仕事の適正云々については男女の差異は無いと思う。その点は平等で然るべきである。
これが言いたかった次第である。













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