知性で運を開く―知的生活の達人 評価★★★☆☆
中谷 彰宏 (著)
解説
情報活用・整理術から、読書法、パソコンの知識、ワインの楽しみ方、外国語とのつきあい方、最新メディアに乗り遅れない法まで―。この習慣、この思考法が、あなたの人生をもっと知的に向上させる。
感想
~達人シリーズの中谷本になります!
中に書かれていることは、中谷さん自身が実践されていることだけあってかなり実用的で、今すぐ実践できるものばかりです。
最近は、知性と知識に関するものが多く出版されています。今までこの言葉は、同じようなニュアンスで使っていたのですが、あまりに意味がことなることに気が付きました。
知性とは、感性に近く、自ら考えるという要素が強いです。本書でもそれがわかりやすく、有効な事例がありましたので、列挙してみます。
「知性のない人は、何を聞いても驚かない」
これは、たしかに知性という言葉を表現するのに最適な例だと思います。そのもののすばらしさがわかり、感じることは、すべての面において有効です。そして、知性が磨かれれば、磨かれるほど、そのものから多くのものを得られるようになります。
中谷さんは、知識に偏った勉強をすべて否定しているわけでは、ありません。知識が増えれば、結びつきやすく、色々な角度から考えられるようになります。
やっぱり、何事もバランスですね!
「知識がたくさんある人より、考える習慣がある人のほうが知的だ」
これは、考えさせられました。ただ、本を読んでいるだけでは、そのノウハウ、語彙力が得られるだけ。なにか、問題意識を持ち考えながら読まないと吸収できるものが違ってきます。
「知性とは、集中力だ」
知性があるのとないのでは、情報の集まり方が異なってきます。それに加え、情報の重要性もわかるため、効率よく得ることができます。これも日々の積み重ねですね!