チェンバロ友人がアイリッシュ音楽の名手:守安功氏と8月にコンサート
を予定しているというので練習をみせていただいた。
会場の江戸川橋の「ベアータ」に行くのは初めて。ここはオルガン
練習室として知られている。
ビル6Fの一室にパイプオルガンとチェンバロ(フレミッシュ一段・久保田工房製作)
があり、小さなコンサートも行われているようだ。
練習室の中はアイリッシュ音楽で満たされており、まるで別世界。
守安氏はアイルランドの血が入っているかのようにホイッスルや
アイリッシュフルートを手にするや熱い音楽が溢れだしこちらも
思わず前のめりになって聴き入ってしまう。
独特の賑やかさと哀愁をもつアイリッシュチューンを聴いていたら、
一昔前アイルランドを旅行した時の風景や匂いまで蘇ってきた。
ご夫妻の「ドーヴァー海峡のの向こう側」シリーズを2年前に聴いた
ことやその時の衝撃もまた次々と思い出した。
バロック音楽に凝り固まらないほうが人生楽しいだろうな・・と
そのときは思ったのだが・・・。
友人は笛に一生懸命についていこうとするが身についた「バロック音楽演奏習慣」
や我々日本人の持つリズム感が邪魔をし、合いにくい箇所もあったが、守安氏の
リードで徐々に溶け合って即興的な雰囲気が出てきてぐんぐんよくなった。
楽譜を一切見ておられない奥様が奏でる繊細なアイリッシュハープの演奏も
間近に聴けて気持ちが高揚するひと時だった。
さてコンサートは 2014年8月8日(金)
福島県伊達市月舘町下手渡字寺窪7
つきだて花工房 けやきの間
024-573-3888 http://t-hanakobo.jp
アニバーサリーコンサート
[笛とチェンバロの調べ]
出演:守安功、佐々木美知子、五十嵐裕子
昼の部 14:00(開演)
夜の部 19:00(開演)
入場料:大人2000円、小学生1000円(税込・全席自由)
福島駅西口バスプールよりシャトルバス運行(12:30,17:30)
長時間の熱のこもった練習の後、今度は大塚直哉チェンバロリサイタルへ。
チェンバロは近江楽堂所有の初期フレンチ2段・久保田工房製作。
初期フレンチではダングルベールが聴きたいと思ったが、プログラムは
カベソン、スウェーリンク、L・クープラン、ラモーにバッハ親子だった。
よく知っている曲が多く、どうお弾きになるかな・・という興味で
ワクワクさせられた。このごろとみに静かな陰影にとんだ曲が
好みになってきたので、L・クープランがぴたりときた。
プログラム後半はバッハ親子。パルティータ5番は6曲のなかで
一番弾かれない曲だろう。それに比べCPEバッハのヴュルテンブルグソナタは
超有名曲。
私はパルティータ5番のあまりにも単純なプレリュードを弾くのに
躊躇してしまい弾いたことがない。
生で聴くのも初めてだったが、名手の手にかかっても他の舞曲も
それほど魅力的な曲がないような気がする。
ラモーやCPEバッハは生誕没年記念年のせいかコンサートも多い。
アンコールがルイ・クープランでよかった。
一音一音が冴え渡りチェンバロならではの複雑な音の響きにただ浸ることが
できた。
を予定しているというので練習をみせていただいた。
会場の江戸川橋の「ベアータ」に行くのは初めて。ここはオルガン
練習室として知られている。
ビル6Fの一室にパイプオルガンとチェンバロ(フレミッシュ一段・久保田工房製作)
があり、小さなコンサートも行われているようだ。
練習室の中はアイリッシュ音楽で満たされており、まるで別世界。
守安氏はアイルランドの血が入っているかのようにホイッスルや
アイリッシュフルートを手にするや熱い音楽が溢れだしこちらも
思わず前のめりになって聴き入ってしまう。
独特の賑やかさと哀愁をもつアイリッシュチューンを聴いていたら、
一昔前アイルランドを旅行した時の風景や匂いまで蘇ってきた。
ご夫妻の「ドーヴァー海峡のの向こう側」シリーズを2年前に聴いた
ことやその時の衝撃もまた次々と思い出した。
バロック音楽に凝り固まらないほうが人生楽しいだろうな・・と
そのときは思ったのだが・・・。
友人は笛に一生懸命についていこうとするが身についた「バロック音楽演奏習慣」
や我々日本人の持つリズム感が邪魔をし、合いにくい箇所もあったが、守安氏の
リードで徐々に溶け合って即興的な雰囲気が出てきてぐんぐんよくなった。
楽譜を一切見ておられない奥様が奏でる繊細なアイリッシュハープの演奏も
間近に聴けて気持ちが高揚するひと時だった。
さてコンサートは 2014年8月8日(金)
福島県伊達市月舘町下手渡字寺窪7
つきだて花工房 けやきの間
024-573-3888 http://t-hanakobo.jp
アニバーサリーコンサート
[笛とチェンバロの調べ]
出演:守安功、佐々木美知子、五十嵐裕子
昼の部 14:00(開演)
夜の部 19:00(開演)
入場料:大人2000円、小学生1000円(税込・全席自由)
福島駅西口バスプールよりシャトルバス運行(12:30,17:30)
長時間の熱のこもった練習の後、今度は大塚直哉チェンバロリサイタルへ。
チェンバロは近江楽堂所有の初期フレンチ2段・久保田工房製作。
初期フレンチではダングルベールが聴きたいと思ったが、プログラムは
カベソン、スウェーリンク、L・クープラン、ラモーにバッハ親子だった。
よく知っている曲が多く、どうお弾きになるかな・・という興味で
ワクワクさせられた。このごろとみに静かな陰影にとんだ曲が
好みになってきたので、L・クープランがぴたりときた。
プログラム後半はバッハ親子。パルティータ5番は6曲のなかで
一番弾かれない曲だろう。それに比べCPEバッハのヴュルテンブルグソナタは
超有名曲。
私はパルティータ5番のあまりにも単純なプレリュードを弾くのに
躊躇してしまい弾いたことがない。
生で聴くのも初めてだったが、名手の手にかかっても他の舞曲も
それほど魅力的な曲がないような気がする。
ラモーやCPEバッハは生誕没年記念年のせいかコンサートも多い。
アンコールがルイ・クープランでよかった。
一音一音が冴え渡りチェンバロならではの複雑な音の響きにただ浸ることが
できた。