バッハのガンバソナタは3曲BWV1027~1029あり、どれもいい曲だ。
そのうちのBWV1027の原曲トリオソナタBWV1039の練習を
している。同じ曲とはいえ、異なる楽器の響き、音量的にも全く違う。
ガンバソナタへの編曲はへのバッハの手によっており、第1フルートが
チェンバロの右手、第二フルートがガンバソロパート、2つの楽器による
トリオソナタの形式になっている。
昔からこの曲が好きでフルートもガンバも弾けないのでリコーダーと
ガンバ用に移調した楽譜は持っていた。アルトリコーダー用にG→Cしてあり、
バスガンバでは音域が高すぎることもあり、手つかずだった。
最近ヴァイオリニストと合わせてもらう機会があり、お蔵入り楽譜が日の目を
みた。トレブルガンバやヴィオラとでもよいかもしれない。
古いCDクイケン&レオンハルトの解説をあらためて読んでみたら、BWV1027a
という曲が存在することがわかった。4楽章のみオルガントリオソナタに
編曲したものであった。
あの延々と続くBCパートの速い動きがまさかペダルで!!と思って楽譜を
チェックすると8分音符の連続は最大8つで他の部分も変えた簡略版であった。
ペダルパ―トのある曲は初見というわけにいかないし、よく知っている曲だと
弾けないのがもどかしくなる。しかし一人で多声を弾けるオルガンの魅力
は尽きない。 相変わらずオルガンのリリース、ペダルに苦労しているが
いつか弾いてみようという曲が増えていくのが励みになっている。