東京TC 1歳牡馬 ウーナマクール10
OONAGH MACCOOL 10
- 父: アンブライドルズソング
- 母: ウーナマクール
- 母の父: Giant's Causeway
- TYPE: 牡・栗毛
- BIRTHDAY: 2010.04.29
- AGE: 1歳
- BREEDER: アメリカ産
叔父、叔母に欧州G1馬が3頭、強力な母系が大成への道を導く
母は米G2戦を2勝、欧州G1馬多数輩出の母系も魅力に
母ウーナマクールは、英米で走り9戦5勝。G2ランパートH、G2ルイヴィルBCHと重賞を2勝したほか、G2フルールドリスHで2着するなど、一級品の競走成績を残しました。繁殖牝馬となってからは、2008年に初仔を出産。そして、父に米の一流種牡馬アンブライドルズソングを迎え、2010年に誕生した牡駒が、このウーナマクール10ということになります。父アンブライドルズソングは、2歳G1ブリーダーズCジュヴェナイルの勝ち馬。また、母父ジャイアンツコーズウェイは、3歳夏から欧州G1戦5連勝を記録しているだけに、両馬が配合されたウーナマクール10には、仕上がりの早さと成長力を兼備した一流中距離馬となる期待が懸かります。
母系は、現代欧州を代表する名門のひとつで、ウーナマクール10の叔父には、英G1サセックスSに勝ち、種牡馬入りを果たしたアリロイヤル、独G1オイロパ賞、伊G1ローマ賞を2回ずつ制し、やはり種牡馬となったタイパンがいます。さらに、G1英1000ギニーを勝ったクラシックホースであるスリーピータイムは、ウーナマクール10の叔母。このほかにも、英G3に勝ち、種牡馬となったジェントルマンズディールらが登場してきている母系は、大レース向きの底力とともに、スピード競馬への適応力にも優れています。まさに、素晴らしい血統背景の持ち主であるウーナマクール10。クラシック戦線で大仕事を達成する可能性も、十分にあるはずです。
■Unbridled's Song×Oonagh Maccool 牡 58万5000ドル 多田信尊
・伯父伯母にAli-Royal・Sleepytime・Taipanと欧州G1馬多数で、母自身も米重賞勝ち馬。
今回のキーンランド・セプテンバーセールで
初日の注目を集めていたのが
Hip No.97 Unbridled Song×Oonagh Maccool
下見された人数も多く
血統、馬体ともに最高クラス
前評判では100~200万ドルの値がつくと予想されていました。
藤澤調教師含む我ら「キーンランド・プロジェクトチーム」も
「馬体総合評価AA、ウォーキングAA、
馬体の芝適性A、血統の芝適性A、
落札予想価格150万ドル」
というレイティングを出していました。
言わば「欲しいけど高くて買えないんじゃないか」という存在です。
その理由としては、今回のセプテンバーは例年以上の素質馬がラインナップされているという事前情報がありましたから、昨年は来場されなかったシェイク・モハメド殿下やその一族。クールモアグループの参戦があり、かなり活発なセリになっていたからです。
ところがセリが開始されると
どのチームも牽制仕合い50万ドル近辺で睨み合いになりました。
東京サラブレッドクラブがその隙を縫って参戦、相手が戸惑っている間に58.5万ドルでハンマーが落ちてくれました。
正直、この買い物は大ラッキーだったかもしれません。
http://apps.keeneland.com/sales/Sep11/pdfs/97.pdf
「買えちゃったよ」
というのが「キーンランド・プロジェクトチーム」の正直な感想です。
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