東京TC 2歳牡馬レッドバリオス
(アドヴァーシティ 07 ) 祖母はGⅠ4勝を誇る北米の名牝。
由緒正しき超一流の血統背景
栗東・角居勝彦厩舎
2009年10月24日(土)
東京05R 芝1800 2歳新馬 1着
馬体コメント:
芝・ダート兼用の血統。骨量が豊富で、歩様の硬さも少々気になったが、後肢の充実振りが目を惹いた。背丈が高く、スケールの大きさを感じさせる。それでいながらも、全体で良い緊張感を保っており、キビキビ歩けていたのは好印象。初戦ながらも仕上がり上位だった。今回の印象では、ダートの方が出世しそうなタイプに見えるが、一度使って馬体や繋の伸びやかさが出てくるようなら、芝の中距離でも通用する。
レースコメント:
スタートはやや体勢が悪く、他馬を気にする様子も見られたので、2角から早目に外側に張り出す判断。馬群一団の後方で4角を回り、直線もしばらく前が壁で塞がれ、残り200mを切ってもまだ大外でモタついていた。しかし、エンジンが掛かると次元の違う脚色で、一気の差し切りを決めた。トビが大きく、広いコース向き。距離は延びてこそ。
血統コメント:
父のDynaformerは1985年生まれのロベルト産駒。競走成績は30戦7勝でG2を2勝した程度であったが、種牡馬として、ケンタッキーダービーを優勝したBarbaroやLucarnoを輩出した。ロベルト産駒の種牡馬は数多いが、同馬はブライアンズタイムとよく似ている血統である。
母のアドヴァーシティは1999年生まれの米国産。Seeking the Goldの産駒で、近親には種牡馬のアジュディケーティングや帝王賞2着のドラールアラビアンがいる血統。Broadway、Native Dancer、Nasrullahのクロスを持っているのが特徴。08年度産駒は父がディープインパクトの牝馬
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