騎手・中島八弥 東京サラブレットクラブ&シルクHC 一口馬主情報。

東京優駿
第80回 日本ダービー
祝出走
シルクホースクラブ所属
フラムドグロワール3歳牡馬
父母GI馬

第142回 天皇賞(秋) 前哨戦の面々は? どの前哨戦がレベルが高いのか?

2010年10月26日 | 一口馬主
第142回 天皇賞(秋) 前哨戦3着の面々は?

2010年5月1日
第17回 青葉賞(GII)

優勝:ペルーサ
2着:トゥザグローリー
3着:ハートビートソング

好素材の3歳馬の挑戦が、このレースをさらに盛り上げる。過去10年では、3歳でエントリーした2002年のシンボリクリスエスが見事優勝、2004年のダンスインザムードが2着に好走している。

今年は前記2頭と同じ藤沢和雄厩舎から、青葉賞Vのペルーサ(牡3)が参戦するだけに、大きな注目を浴びそうだ。ここまで6戦4勝をマーク、2回の敗戦は出遅れた日本ダービー6着と休み明けで初の古馬との対戦となった前走の毎日王冠5着。ゲートにまだ課題は残すが、潜在能力の高さは誰もが認めるところだ。芝2000mでは3戦3勝の実績を残しており、古馬との斤量差をうまく活かして戦えば、ニューヒーロー誕生のシーンが見られるかもしれない。


2010年 5月2日
第141回 天皇賞(春)(GI)

優勝:ジャガーメイル
2着:マイネルキッツ
3着:メイショウドンタク

重賞9回目の挑戦で悲願の初優勝、それもGI の天皇賞(春)で大願成就を果たしたジャガーメイル(牡6・堀宣行)。続く宝塚記念で8着に敗れたあとは放牧に出されて春の疲れも解消、ここで秋の初戦を迎える。スタミナ豊富な馬だけに、本来はもう少し長い距離が理想だが、直線がたっぷりとある東京コースなら、距離不足をカバーできるはずだ。美浦トレーニング・センターに帰厩後も順調に乗り込みを消化しており、気性的に休み明けでも力を発揮できるタイプ。D.ホワイト騎手との新コンビで、天皇賞・春秋連覇へ向けて、勇躍参戦する。


2010年 6月6日
第60回 安田記念(GI)

優勝:ショウワモダン
2着:スーパーホーネット
3着:スマイルジャック

春の安田記念で2着に好走、GI で2着4回(朝日杯フューチュリティS、マイルチャンピオンシップ2回、安田記念)の実績を誇るスーパーホーネット(牡7・矢作芳人)。過去3勝と相性の良い府中コースで大願成就成るか、注目の一戦となる。


2010年 6月27日
第51回 宝塚記念(GI)

優勝:ナカヤマフェスタ
2着:ブエナビスタ
3着:アーネストリー

夏場は放牧で英気を養っていたブエナビスタ(牝4・松田博資)。今季の始動戦が天皇賞(秋)というのは予定どおりで、仕上がり面に不安はない。昨年は桜花賞、オークスを制し、有馬記念でも2着。そして今年はヴィクトリアマイルを優勝して、宝塚記念で2着。デビューからここまで14戦を消化して〔7・4・3・0〕と、すべて3着以内の戦績は立派の一言だ。東京の芝コースでは2戦2勝、身上の末脚を活かすには格好の舞台だ。今回は、鞍上に初コンビとなるC.スミヨン騎手を迎えて、盾獲りに挑む。

2010年8月22日
第46回 札幌記念(GII)

優勝:アーネストリー
2着:ロジユニヴァース
3着:アクシオン

夏競馬で唯一のGII・札幌記念を快勝し、通算3度目の重賞制覇を成し遂げたアーネストリー(牡5・佐々木晶三)。目下の充実振りは素晴らしく、ここは待望のGI 制覇のチャンスを迎えた。過去17戦中14回もコンビを組んでいる佐藤哲三騎手は、前走後に「これまで教えてきたことが実って、気性にメリハリがついたし、乗りやすくなりました。中距離馬として完成されてきたので、今ならGI でも楽しみです」と同馬の本格化をアピール。東京コースでは、昨秋のアルゼンチン共和国杯で2着の実績があり、全8勝中6勝をマークしているベストディスタンスの芝2000mで、悲願のビッグタイトル奪取を狙う。

鳴尾記念と中山金杯を連勝し、前走の札幌記念で3着に好走したサンデーサイレンス産駒のアクシオン(牡7・二ノ宮敬宇)

2010年9月11日
第61回 朝日チャレンジC(GIII)

優勝:キャプテントゥーレ
2着:プロヴィナージュ
3着:アドマイヤメジャー

前走の朝日チャレンジCで鮮やかな逃げ切り勝ちを収め、秋初戦を好スタートで飾ったキャプテントゥーレ(牡5・森秀行)。同レースの連覇を達成するとともに、通算4度目の重賞制覇を成し遂げた。メンバー中で一番重い斤量(57キロ)を背負い、1分59秒2の勝ちタイムで2着馬を2馬身突き放したレース内容は、まさに皐月賞馬の貫録勝ちという印象。芝2000mでは重賞3勝をマークしているとおり、最も得意の距離で行われる天皇賞(秋)は、そのスピードが全開となりそうだ。


2010年9月26日
第56回 オールカマー(GII)

優勝:シンゲン
2着:ドリームジャーニー
3着:トウショウシロッコ

約11か月ぶりの実戦となった前走の産経賞オールカマーで強敵ドリームジャーニーを撃破して、3度目の重賞タイトルを奪取したシンゲン(牡7・戸田博文)。これまでに再三の休養があり、レースキャリアはまだ17戦。7歳の秋を迎えたが、今こそが充実期と見ても良いだろう。東京・芝コースでは、昨年のエプソムCを含めて通算6勝をマーク。前走こそ中山コースで勝利を収めているが、左回りで直線もたっぷりある府中コースこそ、ベストの舞台だ。不屈の闘志で再三の骨折から立ち直った根性の馬が、GI 初制覇に向けて邁進する。



重賞で2着5回3着5回と実績豊富なトウショウシロッコ(牡7・大久保洋吉)

2010年 10月10日
第61回 毎日王冠(GII)

優勝:アリゼオ
2着:エイシンアポロン
3着:ネヴァブション

好メンバーが揃った前哨戦の毎日王冠で、1988年のオグリキャップ以来となる22年ぶりの3歳馬Vを飾ったアリゼオ(牡3・堀宣行)。ひと夏を越して心身両面での成長は目を見張るものがある。初コンビで優勝した福永祐一騎手は「控える形で勝てたのは、大きな収穫だと思います。いろいろな競馬ができそうだし、これからも楽しみな馬ですね」と、同馬のセンスの良さと能力の高さを評価。距離の長かった日本ダービー(13着)以外はすべて掲示板を確保し、今回の2000mでも2勝をマークしている。古馬トップクラスの強豪が相手となる本番でも、目を離すことのできない1頭になりそうだ。

前走の毎日王冠で2着に好走し、アリゼオと3歳馬のワンツーフィニッシュを決めたエイシンアポロン(牡3・岡田稲男)。春の皐月賞(11着)とNHKマイルC(9着)ではひと息の結果に終わったが、秋を迎えて馬体面・精神面で大きく成長した姿を披露、中距離での能力の高さを改めて示した。今回は200m距離が延びるが、芝2000mでは弥生賞で勝ち馬のヴィクトワールピサと半馬身差の2着に好走した実績がある。まだキャリア10戦の3歳馬だけに成長の余地も十分、その上昇度が魅力になる。

前走の毎日王冠3着馬で重賞3勝の実績を誇るネヴァブション(牡7・伊藤正徳)といったステークスウイナー

第142回 天皇賞(秋) 史上最多3歳5頭参戦 3歳の実力やいかに?

2010年10月26日 | 一口馬主
第142回 天皇賞(秋)  史上最多3歳5頭参戦  3歳の実力やいかに?

今年の秋の天皇盾は誰の手に? 「第142回 天皇賞(秋)」

前走連対馬が好成績!

天皇賞(秋)出走馬の成績を前走の着順別に分類してみると、優勝馬10頭中9頭が前走でも「2着以内」に好走。2着馬も10頭中7頭が前走で「2着以内」に入っていた。前走「4・5着馬」も好走率ではまずまずの数値を残しているが、基本的には“前走で連対していた馬”に注目すべき一戦と言えそうだ。

前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 6-4-5-34 12.2% 20.4% 30.6%
2着 3-3-1-26 9.1% 18.2% 21.2%
3着 0-0-0-11 0% 0% 0%
4着 0-2-2-9 0% 15.4% 30.8%
5着 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
6着以下 0-0-1-47 0% 0% 2.1%

左回り実績に注目!

天皇賞(秋)は、左回りの東京競馬場を舞台に行われるGI。中山競馬場で行われた2002年を除く、過去10年の出走馬の近走戦績を調べてみると、「3走前までに、左回りの重賞で2着以内に入っていた馬が毎年連対している」というデータが見つかった。ちなみに、該当する重賞はすべてGI もしくはGII レースだった。

3走前までに左回りコースの重賞で連対していた、天皇賞(秋)連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
00年 2着 メイショウドトウ 3走前 金鯱賞 1着
01年 1着 アグネスデジタル 前走 マイルチャンピオンシップ南部杯 1着
03年 2着 ツルマルボーイ 2走前 金鯱賞 2着
04年 2着 ダンスインザムード 2走前 アメリカンオークス(米G1) 2着
05年 2着 ゼンノロブロイ 前走 インターナショナルS(英G1) 2着
06年 1着 ダイワメジャー 前走 毎日王冠 1着
07年 2着 アグネスアーク 前走 毎日王冠 2着
08年 1着 ウオッカ 前走 毎日王冠 2着
09年 1着 カンパニー 前走 毎日王冠 1着

2002年は中山競馬場(右回り)で代替開催されたため、対象から除く
該当レースが複数ある場合は、直近のレースを掲載


その年のGI 出走歴にも注目!

天皇賞(秋)では、中山競馬場で行われた2002年を除き、「その年のGI・JpnI に2回以上出走していた」戦績を持つ馬が連対していた。夏の上がり馬も魅力だが、スピードとパワーがともに必要とされる東京競馬場・芝2000mで結果を残すには、GI 戦線での経験が大きくものをいうのかもしれない。ちなみに、昨年は1着馬から3着馬(単勝5番人気、7番人気、1番人気)がこのデータに該当しており、その年のGI に出走歴が無かった単勝「2番人気」、「3番人気」の2頭は、それぞれ5着、4着という結果に終わっている。
その年のGI・JpnI に2回以上出走していた、天皇賞(秋)連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 その年のGI 出走回数
00年 1着 テイエムオペラオー 2回
01年 1着 アグネスデジタル 2回
2着 テイエムオペラオー 2回
03年 2着 ツルマルボーイ 2回
04年 1着 ゼンノロブロイ 2回
2着 ダンスインザムード 4回
05年 2着 ゼンノロブロイ 2回
06年 1着 ダイワメジャー 2回
07年 1着 メイショウサムソン 2回
08年 1着 ウオッカ 3回
09年 1着 カンパニー 2回
2着 スクリーンヒーロー 2回

地方競馬および海外のレースを含む