東京TC ジョウノヴィーナス 07 (レッドクロス)
母は重賞3勝馬ウインラディウスの全妹。
BT×SS、夢の配合を実現
美浦・藤澤厩舎
09.10.07
(藤沢厩舎)
坂路下の輪乗り場でダク10分後、坂路にて併せ馬で追い切る。
美浦坂路 54.2-39.2-25.5-12.7 馬なり
稽古に騎乗した北村騎手「ゲートに受かってから確実に本数をこなし、ひと追いごとに息や動きも良くなっています。今日の動きも道中からスムーズで、最後は併せた馬が内にヨレてきたので変な格好になりましたが、物見をしたとか気を抜いたとかではないので心配ないですよ。少し掛かるところはありますが、気が良くて前向きな分だと思います。来週の競馬に向けて順調です」
09.10.01
(藤沢厩舎)
北400m角馬場でダク10分。
担当助手「レッドスパーダ同様にダクで軽めに調整しました。歩様に硬さはなかったのですが、少しカリカリしてきた感じは受けますね。ただ、問題視するほどではないし、追い切りを順調にこなして体は良くなっていますよ」
担当厩務員「追い切り後でもしっかり飼葉を食べているよ。乗り味のいい馬で気持ちも前向き。気性の方も今のところ素直だよ」
09.09.30
(藤沢厩舎)
南Dコースでダク半周後、芝コースにて併せ馬で追い切る。
芝 68.5-53.1-39.4-12.6 馬なり
担当助手「ハミを取って少し行きたがる面はありましたが、終いまでしっかり走っていたので良かったと思います。芝の走りも悪くなかったですよ。予定は東京2週目。まだ時間があるので、じっくり仕上げていきます。ひと追いごとに良くなってきています」
藤沢調教師「芝の感触を試してみましたが、今日の感じは悪くなかったね。ここまで順調だし、金曜にも少しやる予定でいます」
09.09.24
(藤沢厩舎)
坂路下の輪乗り馬でダク10分後、坂路にて併せ馬で追い切る。ゲート試験合格。
美浦坂路1本目 64.9-48.2-32.4-16.6 馬なり
2本目 51.0-37.7-25.4-13.3 馬なり
担当助手「併せた2頭を追い掛ける形から、ゴール前は内外離れる感じの入線でしたが、時計も悪くないし、動きは上々です。まだ余裕もありましたからね。ゲートもおとなしくこなし、スタートも少し出したら五分に出てくれて無事に合格。ここまで与えられたメニューを無難にこなしています。順調です」
藤沢調教師「稽古は動くし、今日のゲートも悪くない。このまま使う方向で進めていくよ。今のところ、18日の芝1600mを北村宏で考えているけど、仕上がり状態次第では、前の週に使う可能性もある。あくまで状態次第だね」
09.09.23
(藤沢厩舎)
坂路下の輪乗り場でダク10分後、軽めに坂路2本、ゲート練習。
担当助手「歩様に硬さはなかったし、スムーズな走りでした。ゲートは1回目に前扉を閉めて駐立させ、後ろから出し、2回目に軽く出してみました。入りも駐立もおとなしいですよ。スタートは、その気になって出すと掛かり気味に行きそうなので、あえてソッと出すようにしています。試験は問題ないと思います。順調ですよ」
09.09.17
(藤沢厩舎)
北Cコースをダクで半周後、ゲート練習。
担当助手「ゲートの1回目は前扉を閉めたまま駐立で様子を見ましたが、入りもスムーズで中でも大人しくしていました。2回目は他馬と一緒に普通に出してみましたが、初めてだったぶん、いくらかモサッとした感じ。まぁ初めのうちはみんなこうですよ。中では大人しいので、スタートさえ慣れてくれば大丈夫です。明日も練習します」
09.09.16
(藤沢厩舎)
坂路下の輪乗り場でダク10分後、坂路にて併せ馬で追い切る。
美浦坂路 51.4-38.2-25.9-13.5 馬なり
担当助手「1本目に軽く乗った後、2本目に3頭併せの2番手を進み、最後は間に入れて追い切りました。先週の金曜日に入ったばかりですが、負けずに最後までしっかり走っていましたよ。時計も悪くないし、初めてにしては合格ですね。若駒特有のトモの甘さから、少しハミに頼るところを見せていますが、この程度なら問題ありません。馬体重は460キロ。入厩後もしっかり食べていますよ」
藤沢調教師「牧場でもきっちり乗っていたせいか行儀が良いし、追い切りでもしっかり走っていたね。いきなりからこれだけ動けば十分だし楽しみだよ」
09.09.14
(藤沢厩舎)
9月11日、美浦トレセン・藤沢和雄厩舎に入厩。
09.09.11
(ミホ分場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター1800m。
担当スタッフ「輸送熱もなく、飼葉もしっかり食べています。思ったよりおとなしい馬ですね。これなら予定通りトレセンに移動できそうです」
本日トレセンに移動しました。
09.08.28
(ファンタストクラブ)
石坂氏「こちらにきて少し緊張したところはあるようだけど、馬はしっかりできているね。おそらく向こうでもある程度のところまで仕上げてくれたんだと思うよ。来週にはミホ分場に移動の予定なので、それまで軽めの調整で体調を整えていきます」
09.08.14
(山口ステーブル)
ハロン20秒のキャンター3000m。
山口氏「前回の報告時に、入厩できる状態まで仕上がっているとお伝えしましたが、移動が今月下旬になったので、8月に入って一旦ペースダウンしてリラックスに努めました。攻めて緩めるこのサイクルで馬が確実に大人になっています。8月25日頃に、一度ファンタストクラブに移動するので、今はそこに向けて再びペースを上げ始めたところです。とは言っても、もう体は一度できているので、この後は15-15を1本くらいやれば十分でしょう。痛いところも全くないし、自信を持って送り出せます。3歳1000万の馬を軽く煽ってしまうんですからね。本当に期待していますよ」
09.07.30
(山口ステーブル)
キャンター3600m、週1回15-15。
山口氏「週1回の15-15は前回同様ですが、以前は坂路中心だったのが、今はより実戦に近い形でコース主体に乗っています。5Fから時計を出しても、あっさり70-40くらいの時計をマーク。もう体は仕上がってきていますね。走るのが大好きといった感じでピョンピョン駆けているし、動きすぎるのを我慢させるのが難しくなってきたほど。このままうちで乗っても力を持て余して、もっと速い時計を要求されそうです。今はおとなしいけど、やりすぎてうるさくなっても困るので、今週藤沢先生に会った時に入厩時期を相談してみます。もし厩舎の都合がつけば、札幌後半に下ろせるくらいの状態ですよ。今年はうちで育成したジョーカプチーノが大きいところを取ってくれましたが、まだ1頭だけではフロックと言われてしまいます。二の矢、三の矢をこれからも出していきたいと思っていますが、レッドクロスは当然その大切な矢の1頭。私個人の感想としてはオープン級の器だと思っています。ブライアンズタイムの産駒はこんなに素軽い動きは見せないし、やはりサンデーの血が濃いように思います。あまり吹いてもいけませんが、本当に色気を持っているんですよ」
09.07.15
(山口ステーブル)
キャンター3600m、週2回坂路2本(キャンター1200m乗った後、坂路)
山口場長「リフレッシュさせたことで狙い通りにトモに力強さが出て、日に日に馬が良くなっていますね。目に見えて充実しているのが分かりるほどで、こわいぐらいに順調なんですよ。今日も藤沢先生と話しましたが、『この調子なら思ったよりも早めにいけそう、札幌の後半辺りには使えるかも』といったことを話し合いました。馬体重はそう大きく変わっていないと思いますが、それは腹回りがスッキリした分でしょう。肩・首・尻など必要なところにはしっかり肉が付いてきています。乗った感じも手先が軽くてブライアンズタイムということは忘れてもらっていいですね、完全にサンデーの血が出ています。本当に楽しみになってきましたよ」
09.06.30
(山口ステーブル)
マシン運動、角馬場調整。
山口氏「この中間も気持ちをリラックスさせることを主眼において軽めの調整に努めています。この休みの間にトモをふっくらさせたいですね。ここまで本当に順調に来たのが何よりです。来た当初の感じだと、途中でどこかガクッと来るかなと思っていたのですが、まったくそういうこともなく良い形で今に至っています。気持ちの面でも成長が見られるし、この先が本当に楽しみですよ」
09.06.15
(山口ステーブル)
マシン運動、角馬場調整。
山口場長「先週、坂路で3F39秒くらいのところをサーッとやりました。14-12.5-12.5くらいの感じですね。ただ、BTCの坂路は時計が出やすいので、これをトレセンの時計にそのまま当てはめるわけにもいかないのですが、それにしても楽な手応えでしたからね。実は先々週、古賀先生が見えた時にも調教の動きを褒めて下さったのですが、それからさらに良くなった感じです。これだけ速い時計を出せたので予定通りひと息入れてやることにします。揉み針を打って10日~2週間くらいはマシン運動と軽めの調整だけでのんびりさせてやります。この期間に体をひと回り大きくさせたいですね。高タンパクの飼料で腹回りをボテッとさせるくらいにしたいです。そうすれば、その後きっちり攻めていけるし、盆過ぎの入厩を目指したいですね」
09.05.29
(山口ステーブル)
通常はキャンター3200~3600mに、週1回キャンター2400m+坂路1本(15-15)。馬体重462キロ。
山口場長「うるさい面はもう心配ないですね。落ち着きが出て真面目に稽古に励んでいます。週1回の坂路では、15秒から14秒ぐらいまでペースを上げています。もう少し乗り込んで3F40秒くらいのところまで出せるようになれば、一旦楽をさせたいと思っています。今の感じでいくと6月中旬くらいまでは今のペースで乗り込むことになるかな。稽古を積みながら、馬体重は462キロ。徐々に馬体が増えて、全体に逞しさを増してきましたね。脚元の方もスカッとして、全く問題ないですよ」
09.05.15
(山口ステーブル)
BTC施設内のダートコースと坂路にて調整。
山口氏「精神面の成長が目覚ましく幼い面を見せることも少なくなってきました。調教の合間に立ち上がったりすることもなくなってきたし、ゲート練習の中立もきちんとこなしています。まだゲートの音を聞くとビクッとすることはありますが、それはどの馬も一緒。慣れてくれば問題ないでしょう。母方のサンデーサイレンス譲りのしなやかな走りは相変わらずです。まだ若さを残しているので、これからどんな風に成長してくるか楽しみにしているんですよ。うちで育成したジョーカプチーノに続けるよう、この先も一生懸命やらせて頂きます!」
09.04.30
(山口ステーブル)
BTC施設内のダートコースと坂路にて調整。
山口氏「基本のメニューはキャンター3200~3600m。25秒ぐらいのラップから徐々に上げて、最後は20秒を切るか切らないかのところを乗っています。長めの距離をじっくり乗っての土台づくりと、このペースでも折り合うためのトレーニングです。また、週に2回はスローキャンター2400mを乗った後、坂路に入れています。今週は終い3ハロンから16秒→14秒→14秒を消化。このくらいなら問題なくこなしてくれますね。以前に比べて程よい筋肉が付き、全体にメリハリのある体型になっています。気性も大人になってだいぶ扱いやすくなり、ヤンチャの回数も減ってきましたね。すでにゲート練習も進めていて、入るところまでは問題ないので、今後は出すことを学習させていきます」
09.04.15
(山口ステーブル)
BTC施設内のダートコースと坂路でハロン20秒前後の調整。
山口氏「日によってメニューを変えていますが、この中間で大きく変わった点は屋外1600mの馬場を使えるようになったことですね。ここだと大きな回りでノビノビ走れるので、気持ちに余裕を持ってゆったり走れています。もともと柔らかくて乗り味は良かったのに、ガツンとハミを取ってリキみながら走ってしまうのが惜しい点でした。それが解消してきたので、どんどん良い方に変わってくれそうです。坂路では普段は18秒ぐらいで乗っていますが、週1回は終い15秒も出しています。もう少し体ができてきたらコンスタントに15秒を乗れるようになると思います」
09.03.27
(山口ステーブル)
BTCの施設内でダク1000mとキャンター3000m、もしくはキャンター2400mと坂路調教(ハロン18~20秒)。
山口場長「以前は走る気が溢れ過ぎてハミを取り過ぎるところがありました。そのためグッと首を下げて前ばかり力が入っていたのですが、最近は徐々にリキみが抜けて、全体のフォームが良くなってきました。まだ調教の帰り道は興奮することもありますが、以前は行きも帰りも立ち上がったりしていたことを思えば、だいぶ落ち着きが出てきたように思います。キャンター時も集中して走れていますよ。今までは軽めのところしか乗っていなかったので、気持ちを発散できないところもあったのでしょう。運動量も欲していたのだと思います。乗ったスタッフすべてが、『やわらかくて乗り味がいい』と言っています。私も期待している馬なので、これからも頑張ってやらせていただきます」
09.03.13
(山口ステーブル)
BTCの施設内でダク1000m、キャンター3000m。
場長「キャンターでは、初めは28秒くらいで入り、最終的に22秒くらいまでピッチを上げています。ファンタストさんからの報告で、立ち上がったり暴れたりするところがあると聞いていましたが、それを無理に抑えつけるのではなく、この馬のリズムで走らせることできちんと制御できるようになってきたし、フォームなども良い方に変わってきました。コースでの調整も軌道に乗ってきたので、明日からは坂路にも入れようと思っています。その場合、出だしはコースで2400mを乗り、その後に1000mの坂路を上がります。慣れてきたら坂路だけ2本で乗ってみたり、いろんなパターンで調整していきたいですね。ブライアンズタイムの仔なので、勝手にゴロンとしたタイプを想像していたのですが、実際に見たらスラッとしてサンデーの血が出ているようですね。栗毛がきれいでとても体のやわらかい馬。これからの成長を楽しみにしています」
09.02.27
(ファンタストクラブ→山口ステーブル)
屋内馬場に入る前に角馬場で前進・後退・停止・S字や交差で手前を替えてダクとハッキングを乗り、その後、ハロン24~25秒のダクとキャンターで800~1600mを乗り込む。馬体重446キロ。
米田氏「ヤンチャな面はありますが、単走・併馬どちらでも走る時はマジメですよ。体は数字的には大きく変わっていませんが、順調に上に伸びているのでこれからの成長が楽しみです。牡馬にしては多少小柄ですが、そのぶん脚元はスカッとしているし、バネ・スピード感があって愚鈍なところは全くないですよ。先日、藤沢調教師が状態を確認にいらして、BTC(軽種馬育成調教センター)内の山口ステーブルに移動することになりました。かなり成長の余地を残しているので、体の成長に連れて大きく変わってきそうな一頭ですよ」本日、山口ステーブルに移動。