橘の部屋

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「テガミバチ」#13【約束の大地】幸福の黄色いハンカチ?

2009-12-30 22:33:05 | アニメ感想
13話の感想遅れましたが、やっと書きました。
簡易にしようと思ったのに、大掃除の休憩の度にちまちまと書いていたら、
結局あらすじ拾いながらの普通バージョンになっちゃったよ。

アニメオリジナルだったみたいですが、そう悪くなかったですよね。
先がかなり読める話ではありましたが。


テレビ東京 あにてれ 「テガミバチ」公式HP

原作の公式HPはこちら「テガミバチ」

あらすじ 第十三話 「約束の大地」
ある日ハチノスに、自分が出したテガミを返して欲しいという男、
プロメッサ・プロメタスがやってきた。だがテガミはすでに配達
に向かっている途中。その担当配達員はラグ・シーイング。
それを聞いたプロメッサは慌ててラグのあとを追う。
一方、プロメッサのテガミを預かるラグは、思いのほか配達が順調
に進み逆に困っていた。なぜならそれは期日指定のテガミであり、
このままでは予定よりも早めに宛先にたどり着いてしまう。
そんなラグにガラドーという男が近づいてきた。





「テ、テガミを!テガミを返してもらえますか」

ハチノスに飛び込んで来た男、プロメッサは、
受付で身を乗り出して訴える。
出したは良いが、何かマズイ事でもあって、
戻して欲しいみたいですね。
昨日出したテガミの様ですが、調べたらもう配達に向かったとのこと。
配達のBEEはラグです。

そのラグはもう到着間際のようですが、どうやら早く着き過ぎるようです。
このテガミは期日指定。だから早く届けるわけにはいかない。
「きぢちきていは、しかたないのか?」
ニッチのこの微妙に違ってるあたりが可愛いよねぇ。
期日指定だから送り主が決めた日に届けなきゃいけないんだと
ちゃんと説明してやるラグ。
うんうん、面倒臭がらずにちゃんと教えてあげると良いよ。
ニッチはラグから聞いた事は、ちゃんと吸収してるものね。
ほんと良いコンビだと思う。互いにとってね。

それにしてもこのテガミ、随分厳重に封がしてあります。
「何が入っているんだろう」
透かしても見えないと思うのだけど、ついそんな動作してしまうラグ。
じっと見るニッチ。
ふと気づいてラグは、ダメダメと首を振る。
「テガミバチの仕事はテガミを確実に届けること!
テガミの中なんかに興味を持つのは、素人になんだぞ!」
ニッチに教え込むように言ってますが、
今それ、うっかりやりそうになったのよねキミ。
もうニッチがそれは素人がやる事と覚えたから、
今度うっかりやりそうになったら、
叱られるかもね。

「明日このテガミをピスティスさんって人に届ける。
それが僕達の仕事だ」
届け先の、そのピスティスは、男を家から追い出していました。
なかなか勝気な方のようですよ。
「二度と来るんじゃないよ、このドアホ」
この男、ガラドーは、どうも彼女に求愛しているらしい。
それをかたくなに拒否ってるのは、出て行ったプロメッサの事が、
まだ忘れられないからなのかとガラドーは問う。
「誰があんなヤツ。理由はガラドー、アンタが大っきらいだからだよ!」
本気に取らず笑うガラドーは、もっと素直になれと言いかけて、
彼女から水差しを顔面に頂きました。
続いてバケツまで投げられました。
これは相当嫌われてますよ旦那。
あ、皿まで持ってる。
ガラドーは馬車を出してすたこらと逃げて行きました。

「おやまぁ凄い剣幕だねぇ」
近所のお婆さん、クラニアに見られていたようで、

皿を後ろに隠して舌出すピスティスが可愛いです。

ガラドーはこのあたりでは大金持ちの盟主、良い話だと思うがと
クラニアは言いますが、ああいう気障な男は苦手だとピスティス。
ガラドーは彼女に、結婚したらこの土地を開発して儲けさせてやるって
言ってるらしい。
あ~、それ、怪しいですよね。ま、見てる方皆さん、思ったと思うけど。
「ここを賭博場なんかに出来ますか」
あ、そういう使われ方をする事は分かってるわけね。
気を悪くしたらゴメンよと前置きしてクラニアは、
「もしかしてアンタまだ、プロメッサの事を…」
ギクリとしたピスティス、
「まぁさか」
と否定。あんな男とっくに、どこかでのたれ死んでるさと応えますが、
それ、ちゃんとした答えになってないよ。
そう言いながら机に飾ってある花は、彼からの贈り物なんじゃないの?
押し花じゃなく、縦長グラス(?)の中でずっと咲いたままってことは、
造花なのかな?

さて退散したガラドーですが、水差しが当たった顔が痛むようで。
気の強い女だとごちてます。
「旦那なら寄ってくる女なんて五万と居やがるでしょうに」
ガラドーが本当に欲しいのは、ピィスティスが持ってる土地。
別に彼女に興味があるわけではないようです。
家が一軒建ってるだけの土地ですが、複数の街道が交差する場所なので、
旅人が立ち寄る賭博場を作れば流行るだろうと踏んでるわけね。
でもピスティスがどれだけ金を積んでもあの土地を手放そうとしないので、
「金がダメなら、この俺様の魅力を使うしかないだろ?」
ええーっと、どこに魅力あるんでしょう。分からないわぁ。

ピスティスと結婚すれば土地はガラドーのものになる。
それでダメならどんな手を使ってでも奪い取るつもりのようですよ。
なんでしょうねぇ。
自分の欲の為に手段を選ばない、分かり易い悪役ですな。

もう少しで目的地に着いてしまうラグ。
順調なのは良いけど、早すぎるのはマズイのよね。
マズイと聞いて、頭の上のステーキを見るニッチと、
冷や汗流すステーキ。くふふ。ステーキはマズイの代名詞か。

「しじつきていはマズイのか?」
また微妙に違います、ニッチ。間違え方が器用ですわ。
この調子だと一日早く着いちゃうらしい。
ラグがふぅと溜息をついた時、ガラドーの馬車が山道をやってきました。

轢かれる~って瞬間ですが、

一番顔引きつってるのがステーキってどゆこと。
ニッチは平然。まぁそうだろうな。
ニッチより弱いラグが、ちゃんと彼女を抱き寄せてるのが偉いと思うわ。

「ばっきゃあろ~死にたいのかこのガキ!」
って、前方不注意はそっちじゃないの?
「道の真ん中に突っ立ってんじゃ…」
と言いかけた時、ニッチがふわりと飛びました。
シャキーン!!
金の剣で馬車破壊…わはは。
更に凄い形相でガラドー&従者に迫ります。
この従者、EDによるとヘイホー?随分安易な名の付けられ方ね。
「ニッチ!ダメだよ!」
ラグの一声で、剣ははらりと髪に戻る。いつもながら見事だ。

ガラドーに謝るラグは、自分がBEEであること、
ピスティスにテガミを届けようとしている事を話します。
ちょっとぉ~届け先を第三者に話しちゃイカンでしょ?
それ、守秘義務だよラグ。
しかも見せろと言われてテガミの差出人まで見られちゃいました。
こらこら~、BEE失格だぞ。
差出人がプロメッサだと分かったガラドーは、これは使えるかもほくそえむ。

知り合いですかと訊かれて、最初はしどろもどろになったものの、
さすが悪知恵の働く男。
すぐ気をとりなして、とっても親しい間柄だから、
ラグに変わってこのテガミを彼女に届けてあげる、なんていい出しました。
そして余分な事まで口走ってしまうのが、この男の小者たるところ。
「礼には及ばんさ。なんてったって、ピスティスと家の土地はもうすぐ
私のものになる事だし…」

言い終わる前にガラドーの手からテガミを取ったラグ。
「それは出来ません」
テガミを最後まで責任を持って届けるのがテガミバチの仕事ですからね。
それを聞いてガラドーは責任感のあるラグに失礼な事を言ったと詫び、
豪華料理を運ばせて、ラグに召し上がれと振る舞います。
あ~眠り薬とか入れてるのねと思ったら、まんまでした。
ニッチが気づくかなと思ったけど、そこまでは鼻が利かなかったか。

ラグの職務に忠実な姿に感動したと言うガラドーの
自分自慢も含めた語りを、冷や汗たらりで見上げ聞いてるラグの横顔が
凄く作画良くて可愛かった。これ↓


「それじゃあ、遠慮なく頂きます」
ラグの声が出た瞬間、食べ物に食らいつくニッチとステーキの
勢いが凄かったね。

あ、プロメッサが追いつきました。執念ですね。
でも道の真ん中でラグ達はすっかり眠りこけてます。
ラグを起したプロメッサは、テガミをよこせとカバンを引っ張ります。
即行で起きて髪を剣にして威嚇するニッチが愛しいわ。
ステーキもちゃんと威嚇してるね、ヨシヨシ。

プロメッサは自分が差出人なんだから返してくれと説明したようですが、
彼がプロメッサだという証拠がないから、ラグも返すわけにいきません。
良かったら事情を聞かせてくれないかと言うラグに、
プロメッサはピスティスは自分の婚約者で、
5年前に約束をした事、約束が果たせるまで結婚は待って欲しいと
言ってある事を話します。
ええっと…ここのラグ達の作画がすんごい変です。
二次もので別の作家が描いたみたいな感じ。

そしてようやく約束が果たせる日が来た。
来たんだけど…、今更会いに行っても迷惑なだけなんじゃないかと
不安になったんだね。
それで直接会いに行く代わりにテガミを出したわけです。
もし今でも自分を待ってくれているなら、
このテガミの中に入ってる花の種を庭に植えて欲しいと書いて。
それってどこの「幸福の黄色いハンカチ」?

でもテガミを出してからだんだん後悔し始めたというプロメッサ。
「ピスティスがもう僕なんかどうでも良くて、
花の種を蒔いてくれなかったらって…」
小心者なのね~。いかにもそんな感じだけど…。
そう思ったらやっぱりテガミなんか出すんじゃなかったと思い始め、
取り戻そうと必死になったわけだ。
「それでこのテガミを追って…」
とバッグに手を突っ込んだラグ。
テガミが無くなってる事に気づきました。

ピスティスはあのグラスの中の花を眺めて、
プロメッサの事を思い出していました。
これをくれた時に一輪の花もくれたプロメッサ。
お金なくて一本しか買えなかったんだろうな。
それでもピスティスは嬉しかった。
『ピスティス、僕は立派な学者になる。そして君の誕生日に、
庭いっぱいの花畑をプレゼントするよ。そしたら…そしたら僕と…』
頬を染めるプロメッサ。ピスティスの頬も染まりました。

と、ノックもせずにガラドーが入ってきましたよ。
手にはしっかりプロメッサのテガミを持ってる。
この土地をガラドーに譲るという契約書へのサインと
引き換えだと言い出しました。
もともとピィスティス宛のテガミだってのに、
それと交換っておかしいんじゃないの。

ラグ達は周囲を探してるようですが見つかりません。
テガミバチ失格だと泣き出すラグ。
うん…相手が悪いわけですけど、キミもちょっと軽率でしたねぇ。
泣きながらプロメッサに謝るラグですが、いいんだよと気弱な声が返る。
「僕だって元々奪い返しに来たんだし」
まぁそれはそうだけど、だからってBEEがテガミ無くして
良いってもんじゃありません。

その時、ステーキが肉の骨を咥えて
「ヌニニ~ヌニニ」
と何か訴えます。
「ステーキ、それはテガミじゃなくガラドーのご馳走だ」
「ヌニ?」
でもそれを聞いたプロメッサ、
「ガラドーだって?キミ達はガラドーを知ってるのか!?」
と驚きの声を上げる。
ふむ、ステーキがきっかけをくれたわけで、
ちゃんと役に立ってるなお前。

これで話が繋がります。
ガラドーは昔から評判の悪い大地主。
ラグ達は眠り薬か何かで眠らされたんだろうとプロメッサが推測する。
ピスティスの土地が自分のものになるとガラドーがぽろりとこぼした言葉を
ラグが告げるとプロメッサは激昂する。
「馬鹿言うな!!ピスティスがあの土地を手放す筈がない」
こうしちゃ居られないとプロメッサは馬に乗って走り出しました。

その頃ガラドーはピスティスに契約書にサインをしろと
テガミをチラつかせていました。
逃げた男のテガミとこの土地が吊りあうわけないとそっぽ向くピィスティス
ですが、きっと揺れているよね。
それなら燃やしてしまっても良いんだなとマッチをする。
勝手にしなと言ったピスティスが、テーブルの上の花を見て、
待ったをかけた時、馬の嘶きが聞こえました。
玄関のドアが開いて、文字通り転がり込んできたのはプロメッサ。
テガミを返して欲しくてねとガラドーに向かいますが、
さすが学者、腕っぷしは弱い~。壁に叩きつけられちゃいました。
でも大丈夫、ラグ達も追いついたよ。

ニッチを見てすぐ怯えるガラドー達。金の剣の餌食になりました。
上手に斬り刻んでガラドーとヘイホーを裸にしたニッチ。
ステーキが『あぁ~』って顔してるのが笑える。


「テガミ!!」
「返す…返します…だから許して」
おそるおそる差し出されたテガミを、ニッチは受け取ろうとしたのかな。
でも髪は剣のままだったので、テガミが真っ二つに…。
ラグ、真っ青。

真っ二つになったデガミをピスティスに渡すラグ。
でも、そんなもの受け取れないと彼女は拒否。
真っ二つになっているからではなく、5年間音沙汰なかったプロメッサを
恨めしく思っているから。
プロメッサを連れて、とっとと出て行ってと言われてしまいました。
「良いんだラグ君。悪いのは皆、僕なんだから」
行こうと戸口へ向かうプロメッサに、
「貴方の5年間を無駄にしちゃうんですか?」
と叫ぶラグ。
でもプロメッサは、無駄にさせてしまったのはピスティスの5年間だと言う。
「本当にすまなかった、ピスティス」
「今更なんなのよ!!」
まぁ気持ちは分かるけど、ここで素直にならないとまた後悔するよ~。

泣いて飛び出していったピスティス。
ラグはノクターンを出してプロメッサの胸に当てる。
本当の心を彼女に見てもらおうと。
いや~ラグ君、なんでもかんでもそれで解決するのは良くないよ。
本人達がこうして会えているのなら、本人同士に解決させなきゃ。
安易な方法をとっちゃダメ。

プロメッサの手を引いて外に出たラグはビックリ。
外は一面の花畑になってました。どんなマジック?
「成功だ」
とプロメッサ。
テガミに入っていた花の種は、
空気に触れると一気に急成長するよう彼が改良した、
特殊な品種の種だったのです。
だからあんな厳重に封がしたあったというわけだ。

「とにかく今日に間に合ってよかった」
というプロメッサに、
「きぢちきていだからな」
とニッチ。あ、最初のに戻ってる。
今日はピィスティスの誕生日。
プロメッサはあの約束の為に、今まで連絡もせず一人で頑張っていたのだと
ピスティスにも分かったようです。
「この花が成功するかどうか、最後まで自信がなかったんだ」
「じゃあ今度は私が、約束を守らなきゃだね」
めでたし、めでたし。


-かつて荒野だったこの場所は
 長旅に疲れた心を癒してくれる
 大きな花畑として
 いつしか旅人達の評判になったそうです。

花畑が広がった様は綺麗でした。

プロメッサは、鈴木千尋さん。ピスティスは、小松由佳さんでした。
そういわれてみれば、確かに千尋さんの声だったわ。
知ってる声だなぁとは思ってたんだけど

次回の死骸博士がとっても気になります。
捕らえられたステーキが物凄く哀愁してて、またまたビックリだよ。
一週飛ぶから1/9なのよね。待ち遠しいわ。


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