On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

今年もおつかれさま

2009-08-24 21:54:32 | Diary



このバッグ、2001年に購入したものです。

最初は眩しいまでに真っ白だったのが、
やはり年を追うごとに黄ばんできます。
持ち手なんてもう…せつないまでにグレー(涙)

当時のTVで、商品プレゼンに対し視聴者が欲しい!と
票した人数によって生産されるかどうかの
足切りボーダーがあるという通販番組があり。

それをたまたま見ていた時に紹介されていた、
このバッグがどうしても欲しくなって。
私には「偶然は必然」の運命だったのでーす!




小島奈津子アナが欲しいオーダーメイドの通勤バッグ×老舗メーカー・キタムラの
コラボ企画でした。

■書類や荷物が多くてもたっぷり収納
■頑丈な底鋲つき
■定期や携帯を浅めの取り出しやすい位置にポケットが欲しい
■ポケットはできれば3つ
■ちょっとの時のために鏡がキーホルダーのようについているといい
■オンにもオフにも使える形がいい
■ランチに行くときのミニバッグもお揃いで欲しい
■やわらかい皮で
■元気が出る色で颯爽&かわいらしいイメージ

なっちゃんが無邪気に語った、たくさんのわがままが詰まった夢のバッグ。

「おお、私もそういうのが欲しいよ」と頷きながら観ていたら、やっぱりそんな無茶な、と
メーカーは思うそうで。

そんなところにポケットなんて型崩れしてありえない!でも欲しいんです!
なんとかなりませんか!みたいなね。
番組スタッフがキタムラにラフ案を持っていったときの丁々発止なやりとりは
なんだかめちゃめちゃコワくて、固唾をのみ。

ただ、売られた喧嘩は買うというか(笑)、こうしたらどうだと元を上回る案を
見出す職人ってすごい!という製作過程。

もうその職人さんの仕事っぷりに、どうしてもこのバッグが欲しくなってしまって
ネットで注文クリックしたのでした。

お値段は諭吉さん4人弱、確か300人以上で生産します、だったと思う。
私にしてはかなり、清水のお坊さんに引き止められそうなところだったけど、
ひとつ会社でハードルをクリアしたところでもあったので、
その技と仕事への対価として、それに似合う自分になろうと思ったんだ。

翌週、無事に注文総数を越えたと知ったとき、
真っ白な大きな箱に入って手元に届いたときはホント嬉しかった。
思えばこんなにも欲しい!!と思ったものはそうそうないかも、ってくらい。

このなっちゃんバッグは荷物の多い私には使い勝手がとにかく良くて、
まったくオフ用の形(ベルトで絞れるようになっている)にはすることなく、
がばがばっと使っています。

おかげでこんなにくったりとしてしまったけど…
やっぱりこだわり職人の技がきいていて、どこまでも丈夫です。

本店が近いこともあるけど、通販で買った事情を話してメンテナンスしてもらい、
また来年の春夏…の繰り返しで9回目の夏。

中のオレンジギンガムチェックの布地もほつれたり、皮との接合部分がめくれたりも、
直してもらえたし、ありがたいことに磨いてくれて、ある程度白くもしてもらえるし。


8月も最終週に入り、途端に涼しくなってきたので、しみじみ夏バッグを
見つめてしまった次第。

夏になるとすぐに白を持ちたくなるけれど、9月の声を聞くと、そろそろお別れ。
今年の夏も頑張ってくれました。

大好きで愛着のあるものだから、「今年が最後かも…」と思いつつも、
なかなか縁を切れないんだよね。


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2 Comments

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愛されとる! (soy)
2009-08-25 11:27:13
いいかばん話ありがとー

みほさん、汚れてたって大丈夫!
最近はデパートなんかで汚れとってくれたり、
リメイクや取っ手だけ交換とかいろいろやってくれるようですよ~~
私も大事な鞄はちびちび使ってます(笑)
Unknown (miho)
2009-08-26 01:49:29
☆soyちゃん

デパートもそういうサービス充実してきたよね!大事に使う心意気には、心強い!
ちょっとの汚れなら消しゴムなんだけど

ランドセルもなかなか捨てられなかったんだけど、
今は小さくリメイクして思い出をとっておきやすくしてくれたりっていうのもあるんだってね~
いいなあ、そういう仕事楽しそう(笑)

プライスレス、大事にしましょ♪

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