アスカ・スタジオ

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ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18

2005-10-26 17:04:13 |  ♪交響曲以外
 ラフマニノフが自分のノイローゼを治癒してくれたダール博士に捧げたこの曲。第1楽章、何度も聴き慣れた抒情ある旋律が絢爛と光り輝いているようだ。ノイローゼの片鱗など何処にも見いだせぬ。ダール博士は音楽好きだったという。この辺りにその秘密があるのだろう。

 第2楽章、幻想的な序奏、そしてピアノの旋律に乗りながら主題を吹くフルートの音が美しい。その後もピアノと管弦が掛け合いつつ陶酔の境地に導いてくれる。

 第3楽章、弦楽器の掛け合いから始まり、アシュケナージが華やかに主題を弾く。暖かく豊かな旋律が続く。やがてリズムが速まり荒々しく高揚して終える。

 ラフマニノフはチャイコフスキーの薫陶を多大に受けたと聞く。そういえば、この二人の音楽は、民族性豊かな他のロシアの作曲家と比べてみて、少し違うものがある。西洋音楽との融和融合を感ずる。時々、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を連想した。

 またこの曲は映画『逢びき』で編曲して用いられ、素晴らしい効果を上げている。その旋律は、ある時は緩く、ある時は速く、まるで登場人物の心理が見通せるようである。

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5 コメント

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初めまして (プラム)
2006-01-07 13:44:18
 もう大分前の記事へのコメント、見て頂けるか心配なのですが

ラフマニノフに思い入れが深いので、こちらにしてみました。

とても素敵なブログですね。

私も音楽と映画・・・それも古い作品が大好きです。

こちらの記事を発見して嬉しくて思わずお邪魔しちゃいました。



もしよろしかったら私のブログにも遊びにいらして下さいネ。
名曲ですね。 (stonez)
2006-02-02 00:50:40
こんばんは。

この音楽、本当に精神を病んだ人間が作ったとは思えない傑作ですね。この音楽がもし生まれていなかったら、その後に作られた数々の映画や、テレビを賑わしているフィギュアスケートなど、どうなっていたのかと考えてしまいます。

ところで、明日からいよいよ入院・手術を受けてきます。ゆっくり休んでしっかり治す、真面目な患者として過ごしてきたいと思います。完治して、またこちらまで遊びに来られることを楽しみにしています。アスカパパさんも風邪などひかぬよう、お過ごしくださいね!
ベッドで聴くクラシックも乙なものです。 (アスカパパ)
2006-02-02 10:06:36
私はトランジスタ・ラジオのイヤホーンから聞こえるクラシックに耳を傾けた昔を思い出します。

同室の他の患者さんにご迷惑をかけないためですが、、。

それでもどれほど心を癒やしてくれたか計り知れません。

どうぞ安心して治療されますように!
アスカパパへ (kju96)
2006-11-14 12:11:25
昨日、テレビドラマでラフマニエフの
ピアノ協奏曲2番が使われていましたので
アスカパパのブログに書いておられるだろうな~と
思い見せていただきました。
映画「逢引」「旅愁」など
官能的なムードを盛り上げるのには
最高のピアノ協奏曲ですね。
「7年目の浮気」ビリーー・ワイルダーも
お洒落に使っていましたね。

アスカパパの音楽のコーナーも
何時も拝読しております。



kju96さんへ (アスカパパ)
2006-11-14 13:44:51
私もkju96さんのブログは拝読しております。
最近は、読書とクラシックの話題が豊かなブログになっていますね。
つい最近は、ブラームスからワグナーへと、あまりにもご造詣深い書き込みですので、コメントする余地が無いほどです。
何時も感服致して居ります。

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