アスカ・スタジオ

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荒鷲の要塞

2009-07-30 20:38:06 |  映画(ア)
 荒鷲という言葉から連想するのは戦時中によく唄った軍歌だった。
 ♪~見たか銀翼この勇姿~日本男児が精こめて~作って育てたわが愛機~空の護りは引受けた~来るなら来てみろ赤蜻蛉~ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ~。
 平素反戦を叫んでいる私だが、子供の頃によく唄った歌は無意識の中に出てくるから怖ろしい。
閑話休題
 ところが映画の方は背景こそ第二次世界大戦だったが、内容はアルプスの銀嶺に展開される英独両軍の諜報作戦だった。その上考えようによっては、戦争映画とはいえない面もある奇妙な作品だった。これは軍服を着たアクション映画に思えた。
 例によって主役は最終的に万々歳となることは分かっているから、盛り沢山のハラハラドキドキ場面はあっても、芯からのゾクゾクするような恐怖感はない。まぁしかし、面白いことは滅茶苦茶面白かった。リチャード・バートンは美味しい役。クリント・イーストウッドは、マカロニウェスタン時代から、ダーティハリー時代への移行期に当たっていた。何れも好演と見た。

 ロープウェイのシークェンスでは「あれっ、これとよく似た場面の映画を観たなぁ」と思った。思い出せばキャロル・リード監督が1940年に撮った「ミュンヘンへの夜行列車」だった。
 同じ英国映画であり、此処でもナチのスパイと英国諜報員が活躍する。勿論、ロープウェイのハラハラドキドキ場面もある。ま、面白ければこれもまた良しか。兎に角長時間を飽きさせないシナリオには脱帽する。
 その要因は巧妙に盛り込まれた“意外性・・どんでん返し”だ。殊にラストの飛行機の内部の出来事には唸ってしまった。老舗の練り羊羹のようによく錬られた美味しい映画。

 1968年.米/英(MGM)[監督]ブライアン・G・ハットン[撮影]アーサー・イベットソン[音楽]ロン・グッドウィン[出演]リチャード・バートン。クリント・イーストウッド。メアリー・ユーア。マイケル・ホーダーン。ロバート・ビーティ[原題]WHERE EAGLES DARE[上映時間]2時間40分[私の評価]65点

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