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メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」イ短調作品56

2008-01-20 14:01:34 |  ♪交響曲
 今朝のラジオは表記の曲を放送していた。誰のタクトかは聞き漏らしたが、ベルリン・フィルの演奏だった。有名な曲なので特に書くこともないのであるが、やはり、あの序奏がスタートの告知でもあり、総てを象徴しているように思えた。

 放送終了後、もう一度聴きたくなって、シャルル・ミンシュ指揮/ボストン・フィル盤を聴いた。
第1楽章、音楽と絵画を融合させたようなメンデルスゾーン固有の旋律が、エジンバラの歴史を紐解くように美しい。
第2楽章、バグパイプを想わすようなクラリネットが、恰もスコットランド舞踊を鼓舞するよう。
第3楽章、耳にはアダージオが。目前には、スコットランドの古城が薄もやの中に佇む。緑なす草木と、群青の湖に囲まれて。
第4楽章、弾むようなイ短調のリズムにも、スコットランドの息吹が聞こえる。そのまま終わるのかと想っていたら、壮大なイ長調で締めくくった。

 この曲は、古い歴史を誇るスコットランドに、メンデルスゾーンの想いが凝縮されたような、完成度の高い標題音楽の雄ではなかろうか。

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8 コメント

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Unknown (バルおばさん)
2008-01-21 00:07:09
今晩は。アスカパパさんはクラシックにも造詣が
深いのですね、
好きだから、だけで聴いていて詳しい事は何も知らない私なので、うらやましいです。
バルおばさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2008-01-21 09:48:45
そんなことありませんよ~。私はクラシック・マニアではなくて、ただのクラシック・ファンに過ぎません。その証拠に、指揮者や楽団による違いは見分けられません。
ただ、それぞれの曲の背景などについて、少しでも知識を得ようと少しばかりは努めています。そうすることで、曲への興味が増すからです。
参考までにこの曲のエピソードを。(受け売りですが)

メンデルスゾーンは、エジンバラを訪れた時、スコットランドのメリー女王が住み恋をしたホリールードの古城に赴き、草生すばかりの礼拝堂を見て、この曲の開始部分を思いついたそうです。

それを頭に浮かべながら聴いていると、この曲への親しみが増してくる私です。どうも講釈じみたコメント返しになってしまって恐縮です。ごめんなさい。
アスカパパへ (kju96)
2008-01-21 13:05:37
こんにちは
ベルリンフィールの演奏。良いですね。
メンデルスゾーンの名曲・・この曲は若きメンデルスゾーンの感性で書いたそんな感じのする曲。
昨年、訪れたエジンバラ・・・・まさに16世紀のスコットランド女王メアリ・ステュアートの人々を魅了し続けた美貌と知性・・・魅力的な女性・・・イメージが沸きました。まさにひと時・・メンデルスゾーンになりきりました。交響曲「イタリア」も素晴らしいですが、この曲も素晴らしいですね。

kju96さん、ありがとうございます。 (アスカパパ)
2008-01-21 17:00:25
kju96さんが訪れられた旅行記、拝読しております。それを思い浮かべながら、この曲を聴きました。
kju96さんは、実際にエジンバラに立たれて、さぞかし感無量であったことと推察致します。
「イタリア」と共に、メンデルスゾーンの交響曲の双璧ですよね。
こちらにも失礼します (stonez)
2008-02-08 02:39:01
メンデルスゾーンのスコッチ、こちらも素晴らしい音楽ですね。
その昔ワーグナーがメンデルスゾーンのことを第一級の風景画家と称賛したといいますが、1音楽ファンの私にも何だかそれがわかるような気がします(笑)。
やはりメンデルスゾーンは好きな作曲家です(^^ゞ
stonezさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2008-02-08 13:21:47
私もメンデルスゾーンの明るさが大好きです。
ヴァイオリン協奏曲など素晴らしいと思います。
「スコットランド」交響曲 (narkejp)
2010-10-01 19:28:43
トラックバックをありがとうございました。私もこの曲が大好きです。「お金持ちのご子息」というだけでは割り切れない、悲劇への共感が感じられます。若い頃に感じた気持ちを、長年ずっとあたためていたのでしょうね。不幸な者への共感は、意外に根強いものがあるようです。
narkejpさん、こんばんは。 (アスカパパ)
2010-10-02 20:40:39
メンデルスゾーンの音楽と言えば、表面的には、優雅で華やかという印象もありますが、意外に、悲劇的な事象にも眼を向けて居るのですね。英国に10回も旅したとも漏れ聞きますが、そのことを証明しているような気がします。

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