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俺たちに明日はない

2010-04-05 19:30:47 |  映画(エ~オ)
 急に観たくなった此の映画。嫌悪した一時もあった。どうしようもないワルのカップル。カー泥加わりワル・トリオ。兄夫婦加わりワル・ファイヴ。とも採れる。
 が、今日観た心境には若干変化が見られた。犯罪こそ犯して無くても悪人は居るではないか。と。
 この映画の彼ら彼女らは、犯した罪に対して、罰を受けた。
 現世の、犯罪無きワルには罰は科せられぬのである。と。
 いま、わが子を虐待する母親が多くなっている。この現象だけを見て、「今の母親は」と思って来た。だがもう一歩、踏み込めば、そうなった社会、惹いては政治まで視野を広める必要もある。と。

 

 ワル・ファイヴの逃避行では、様々の1930年代の社会の様相が垣間見られた。
 今日久し振りに観て最も印象に残ったのは、あのラストではない。
 「母親に会いたくなった」というボニーの故郷を訪れるシークェンスである。
 母親は言う。
 「新聞で貴女のこと読んだわ。そしたら怖くなったの」。
 「逃げ続けるしかないわ」。
 「お別れよ」。

 

 この映画で、最も哀れな人物は、クライドでも、ボニーでも、バックでも、ブランシュでも、C・Wでも無い。
 断じて、ボニーの母なのである。と。
 この映画は、観る度に新たな想いが生じて来る。
 [私の評価]秀作。

 1967年(68公開).米(WB)[監督]アーサー・ペン[撮影]バーネット・ガフィ[音楽]チャールズ・ストラウス[主な出演者]ウォーレン・ベイティ。フェイ・ダイナアウェイ。ジーン・ハックマン。エステル・パーソンズ。マイケル・J・ポラード[原題]Bonnie and Clyde[上映時間]1時間52分。

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4 コメント

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おはようございます。 (ボー)
2010-04-11 07:31:30
映画を見始めた中学生の頃に名画座で観た1本で、そういう意味では印象に残る作品です。
ラストシーンや音楽が、すぐに思い出されますが、再見したら私も新たな思いにとらわれるのかもしれません。
ボーさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2010-04-11 12:47:17
コメントありがとうございます。
そうでしたか。数多くの映画を観て居られるボーさんの、映画を見始められた頃の作品でしたか。
ラストシーンや音楽は、私も同様です。でも久し振りに観て、「この映画は、それだけに終わらせない魅力を持って居る奥の深い作品だ」と、自分なりに実感しました。
こんにちは (ディープインパクト)
2010-07-06 11:29:27
 こんにちは。僕もこの映画を再見しました。最近ジェシー・ジェイムズやジョン・デリンジャーといった実在した犯罪者を描いた映画が多くて、ボニーとクライドというこれまた実在した犯罪者を描いた映画です。
 しかし、アメリカという国は不思議なもので、このような実在のアウトローたちがその時代において、新聞やアメリカ国民の間では非常に人気があったようです。日本では考えられませんが。
 1930年代のアメリカの大恐慌の時代においてボニーとクライドの銀行を襲い続ける存在は『怒りの葡萄』でも描かれていたように、地主と絡んで小作人から金を巻き上げようとする銀行にたいする反感情的な国民の気持ちが、『ボニーとクライド』のような存在が英雄視された理由ではないでしょうか?
ディープインパクトさん、おはようございます。 (アスカパパ)
2010-07-07 09:18:27
コメント&TBありがとうございます。
そう言われれば、日本でも、その昔、鼠小僧次郎吉や、石川五右衛門が、人気があったようです。
やはり、古今東西を問わず、人間社会には、共通する何ものかがあるように思います。

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