アスカ・スタジオ

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アンナ・カレニナ

2007-11-30 15:13:58 |  映画(ア)
 冒頭、ショパンの甘い旋律に酔っていた矢先の出来事でした。駅頭で人身事故が起こります。その後何事もなかったように舞踏会のシーンへと入っていくのですが、気にはなっていました。映画に於ける伏線の意義は大きいと思います。
 この意味が最後で分かるとは。アンナの心の揺れと降霊術場面のクロス・カッティングなどと共に、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督ならではの冴えを垣間見た瞬間でした。

 雪のモスクワとペテルブルグを股にかけ、カレーニンとウロンスキーの狭間を、可哀想なアンナは彷徨います。給水のフリン駅が雪のロシアの縮図に写ります。「何も要りません。せめて悩ませて下さい。それさえ無理なら去れと命じて下さい」と甘い言葉を囁いたマザコンは誰かツ!。
 「誓いに背くことは罪。罪には罰が伴う。不貞は法的にも悲惨」と理屈を捏ねる反面で、離婚を認めず子にも合わせぬ利己主義者は誰かッ!。と唸りたくなりました。

 「死んだら夢でしか会えない」可愛いセルゲイよ。「みんな何処かへ行こうとするのね」アンナが散ったフリン駅も見事な伏線になっていたのですね。哀愁を帯びたヴイヴィアン・リー=アンナ・カレニナそのものでした。一世一代の名演とはこの映画の彼女のことをいうのでしょう。

 1948年製作1951年公開.英[監督]ジュリアン・デュヴィヴィエ。[撮影]アンリ・アルカン。[音楽]コンスタント・ランバート。[主な出演者と(役名)★=好演]★ヴイヴィアン・リー(アンナ・カレニナ)。ラネフ・リチャードソン(カレーニン)。キーロン・ムーア(ウロンスキー)。[原題]Anna karenina[上映時間]1時間56分[私の評価]74点

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2 コメント

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こちらにも、お邪魔いたします☆ (miri)
2010-04-07 19:10:56
>映画に於ける伏線の意義は大きいと思います。
>アンナの心の揺れと降霊術場面のクロス・カッティングなどと共に、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督ならではの冴えを垣間見た瞬間でした。

上記2点は、本当にそうですね~! 
記事を読ませて頂き、ハッとしました☆

そしてもう一つ気付いたのは、アスカパパさんは、男性側を叱っていらっしゃいますネ・・・
私は女性側を批判的な目で見てしまいます。
お互い、同性には厳しいという事でしょうか???

いつも色々と有難うございます☆
明日の朝はすっごく寒そうですね~! 家庭菜園のお野菜たちが、お元気でありますように…。
miriさん、こんばんは。 (アスカパパ)
2010-04-07 21:33:35
コメントありがとうございます。

>お互い、同性には厳しいという事でしょうか???
私も、miriさんのレビューと、私のレビューを比較していて、同じようなことを感じました。
きっと、そういうことだと思います。

ありがとうございます。菜園の野菜は元気ですよ。今夜は冷えて参りました。暖かくしてお休み下さい。

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