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インビクタス 負けざる者たち

2011-07-17 08:13:31 |  映画(イ~ウ)

 「頑張れ!なでしこジャパン!」と叫びたくなった。「エスパーク・スタジアムの62000人に対してではない。4300万人の国民に対してである」フランソワ選手の感謝の言葉を聞いて、、。

 「変えるべきモノを変えなければ、人は変わってくれない」ネルソン・マンデラ大統領の信念は、27年間の怨念を超える。
 映画「第9地区」でも描かれた南アフリカの人種隔離政策は、彼を斯くも長き間、反逆の罪で牢獄に繋がせしめていたのか。

 「この国は誇れるモノを求めている」彼は故国で開催されるラグビー・ワールドカップを通じ、国民の和合団結を模索する。どちらかといえば白人はラグビー、黒人はサッカーの南アフリカ。激励に訪れた大統領が唯一の黒人選手チェスタの姿を求めるいじらしさ。

 我が国では現在、サッカー人気に押される感あるも、Jリーグ発足前、ラグビーは冬季スポーツの花形だった。私自身も生駒颪の花園ラグビー場に繁く足を運んだものである。当時からラグビーの頂点はニュージーランドだった。
 この映画の中でも披露されるが、代表チーム、オールブラックスが試合の前に踊るマオリ族出陣の踊りは試合前から相手を圧倒する。

 決勝戦は接戦になった。21分6-6。そして9-9のタイ。延長戦20分で決する雌雄。恩讐を超えたマンデラ大統領の寛容の精神と、思考と、決断と、実践と、執念と、行動は正しかった。
 「過労。休養が必要」意志の言葉に、彼は何時従ったのだろう?。「ネルソン・マンデラ大統領のお陰」と呟くフランソワが印象的だった。

 エンディグで流れる歌の素晴らしさよ。爽快で、クラシカルで、、。そういえば、ホルストの惑星・ジュピターに似ていたようにも思うが?。
 たっぷり余韻を残したこの映画に対する事前知識は全く皆無だった。私が敬愛するクリント・イーストウッド監督作品ということも後で知った。

 このドキュメント風スポーツ映画はいい!。「マディソン郡の橋」のような甘酸っぱい作品から「許されざる者」に代表する西部劇。「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の戦記物…。
 多才なジャンルに長けるイーストウッド監督。このような分野にまで手を広げ、しっかと、若々しく、血を滾らせつつ撮りきった。
 2歳先輩のイーストウッド様。青春とは心の若さですよね。

 [私の評価]水も漏らさぬ秀作。
 2009年(10公開)(2011/7/16TV録画観賞=初見).米(WB)[監督]クリント・イーストウッド[撮影]トム・スターン[音楽]カイル・イーストウッド/マイケル・スティーヴンス[主な出演者]モーガン・フリーマン。マット・デイモン。[原題]INVICTUS[上映時間]2時間14分。


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