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白夜

2006-11-23 18:11:19 |  映画(ハ~ヒ.)
 ドストエフスキー原作「白夜」の映画化は、フランス映画ロベール・ブレッソン監督(1971年)もあるが、この感想はイタリア映画ルキノ・ヴィスコンティ監督(1957年)の方である。

 霧に噎ぶような運河に架かる橋。ジュゼッペ・ロトゥンノの撮影は舞台劇を思わせる。其処に、ニーノ・ロータの音楽が滲みていくようである。

 踊りは駄目だったナタリアが、マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)の巧みなリードでロックに興じることが出来た。やがて変わるスローな主題曲。彼に傾きそうになる心情をマリア・シェルが懸命に演じている。

 「これで私も踊ったことがあると言えるわ」というナタリアに、マリオが応じる。「これで幸せを味わったと言える」。

 それなのに、時計の針が約束の時刻を告げて、まるでシンデレラ姫のように、ジャン・マレーの許に走り去る彼女。深々と降り積もる白い雪。情感迸る名画を眺めているようである。[自己採点]★★★★

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6 コメント

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Unknown (たそがれ)
2008-01-24 19:23:38
 コメントにTBを有難うございました。
 心に残るラストでしたね。マリオから見ると結果的には悲恋でしたが、ひとときでも恋人気分が味わえたのは良かったと思います。
たそがれさんへ (アスカパパ)
2008-01-24 20:53:57
仰る通りですね。
でもあのラストには唖然でした。
たそがれさんの紹介できました (Mizumizu)
2008-03-10 22:53:55
たそがれさんのブログから飛んできました。
Mizumizuと申します。
ヴィスコンティの中でもマイナーな(笑)白夜を取り上げているブログがあって嬉しい限りです。
拙ブログでも連載で(苦笑)書いていくつもりですので、よければ遊びに来てくださいませ。
トラバも大歓迎ですので、ぜひ。
Mizumizuさん、はじめまして (アスカパパ)
2008-03-11 16:51:25
コメントありがとうございます。
これを機によろしくお願いします。
またのちほど、お伺いしたいと思います。
トラバ&コメントありがとうございました (Mizumizu)
2008-03-11 23:20:24
拙ブログにもコメントとトラバありがとうございました。
お返事も返しておきましたので、また遊びに来てください。私もちょくちょく寄らせていただきます。

この作品、良さがわかるのは相当質の高い映画を見てる人だと思います。
扇情的なラブシーンもなく、先鋭的なテーマでもなく、ロマンに溺れたベタベタの甘い少女趣味恋愛でもない・・・。
真価を理解してくれる方がいるのは嬉しいですね。
Mizumizuさん、ご丁寧に。 (アスカパパ)
2008-03-12 11:46:24
Mizumizuさんのブログにお邪魔して、「白夜」に賭ける意気込みが伝わってきましたよ。
今後とも宜敷く。

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