アスカ・スタジオ

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長い灰色の線

2005-09-19 09:31:00 |  映画ナ行
 タイロン・パワーが、ウエストポイントに半世紀を捧げたマーティマー軍曹を演じ、大根役者の汚名を見事に返上した。70歳になった彼は、勇退勧告に憤然とする。アイゼンハワー大統領に抗議する彼の回想形式で物語は展開する。

 アイゼンハワーもマッカーサーもヴァンフリートも、育てに尽くした彼だった。不公平な制度に憤激し、人を殴り、営巣へ入り、恋をし、生徒を励まし、戦死した生徒に涙を流し、妻の死に涙する。

 彼の妻、モーリン・オハラを、カメラは後ろから撮る。彼女の手がダラリと下がるショットの凄さ!。負けず嫌いなアイルランド人気質を噴出させる彼は、ここウエストポイントに愛着、無くてはならぬ人となる。

 この経過を大統領に話し終わった彼は引き続き留まることを許される。彼のための閲兵式が開かれる。ウエストポイントの制服、長い灰色の列の行進。幸福感に白髪の顔を崩す。感動!ただ感動のラストであった。【1955年1月4日朝日会館にて観賞後綴った文の要約】
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14 コメント

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何故オスカーを獲れなかったか不思議だ。 (DCP)
2008-04-10 22:05:29
スーパーシネラマ「西部開拓史」のフォードが担当するパート(酷評だったが私は一番優れたパートと思う)でジョージ・ペパードが熊退治の自慢話をよくした父親ジェームズ・スチュアートのやや鼻がつまった話し方を真似する部分があります。実に似てて上手い。このシーンを見る度にこの「長い灰色の」を見るとモーリン・オハラがウォルター・ブレナンの癖を真似するシーンを思い出します。恐らくフォード特有の緊張感をちょっと和らげるいわば小休止を我々に与えリラックス・タイムを提供してくれる。ファン・サービスだ。
かなり記憶はあいまいみーになって来ていますがフォード監督初のシネマスコープと相まってこだわりのある優れた映像美は忘れ難い。家族愛、師弟愛、いかにもフォードが好みそうなコンテンツがてんこ盛りでタイロン・パワー、モーリン・オハラが好共演者の支えもあり期待に応える。式典でのカメラ・ワークは絵画のようだ。それにしても半世紀を尽くすとは敬服に値する。
画面名称訂正します (DCP)
2008-04-11 01:17:48
前コメントで「フォード監督初のシネマスコープ」と記しましたが、ただのワイド画面に訂正させて下さい。シネマスコープ自体は20th-FOXの登録商標でフォードがFOX社での作品はありそいもないしこの作品の製作会社は不明だからです。
DCPさんへ (アスカパパ)
2008-04-11 09:50:43
>フォードがFOX社での作品はありそいもないし
そういえばこの映画は、コロムビアの作品です。更に
DCPさんのお言葉で初めて気付きました。仰せの通りフォードは20th-FOXでは撮っていませんね。何か訳ありなのですね。無理にとは申しませんが、もしよかったらお教えください。非常に興味があります。
Unknown (DCP)
2008-04-11 10:30:41
パパさん、おはようございます。先ず「ありそうもない」が正解でした。「う」と「い」の違いです。すいません。
20th-FOXの件は理由は残念ながら分かりません。黒澤が大映と東宝で撮っていても東映では撮っていない程度で我慢して下さい(笑)。今日も図書館です。別の所(RKOの話)でケネディのルーツ云々ですがケネディの父親でした。明日からの為に仕事で図書館に来ているのですが映画関係の本ばかり見ています。こりゃいかん。今、興味があるのは各社の歴史です。例えばパラマウントは一時石油会社の傘下に入ったとか・・。どこも当時は案外経営が不安定だったりして。日本の建築家兼大学教授が書いた「銀幕のインテリア」は面白いですよ。ウイドマークの「刑事マディガン」は何故被疑者宅を襲う時「ドアを蹴り上げるのか?」とか「花嫁の父」のS・トレイシーは何故「ソファーに座っているのか?」とか。いかんいかん、仕事にならんわ。

DCPさんへ (アスカパパ)
2008-04-11 13:33:29
ははぁ~、確かに黒澤監督は大映と東宝で撮っていても東映では撮っていませんね。分かりました(笑)。ありがとうございました。
ところで、米映画界の経営は、製作と配給の両支配が禁じられてから衰退したと聞いています。パラマウントは1966年に不動産等を手がける企業に買収されたようですね。それに最近映画館で観ていて気が付いていたのですが、パラマウントとドリーム・ワークスのマークが必ず連続して出ます。この理由は、1994年にヴァイコムという会社に買収されたパラマウントが、ドリーム・ワークスを買収したことに発しているのだと推測します。ヴァイコムが石油会社なのかなぁ?。ややこしくてよく分かりません。
最近は老眼に加え、白内障や老人性なんとか症で、新聞や本が読みづらいので読書はしていません。残念です。
ドリームワークス (DCP)
2008-04-11 16:21:14
確かにアメリカの映画会社の紆余曲折は複雑で分かりませんね。リパブリックは余り曲折はなくRCAに買収されたようで単純な経歴のようです。日本ではホリエモン事件でやっと認知された言葉M&Aはあちらではとーの昔からあった訳ですから何があっても不思議ではないでしょう。
ドリームワークスと言う名前、それほど日本では広く知れ渡っているとも思えませんが、その名前から来た事件が数年前に身近にありました。友人がかなり前にドリームワークスと言う単純に夢を追う会社を作りました。映画なんて全く縁のない人間です。数年前にスピルバーク代理人(弁護士事務所)から使用差止めの連絡がありその世界は得意な(笑)私に相談があり争いました。冗談じゃない、全世界的なTOYOTAやSONYではあるまいにがこちらの言い分で、社名変更はやぶさかではないが登記料やら印刷物やら印鑑作り替えでお金はかかると。早い解決でした。「想定の範囲外」の○○もう一丁○万円の和解金が入り決着。友人の私への礼は焼き肉一回。許します。何しろ名高いスピルバークに勝ったから。



DCPさん、凄い。 (アスカパパ)
2008-04-12 09:21:12
わぁ~、あのスピルバーグに勝ったなんて~スゴイですね。そんな実績をお持ちでしたか。それにしては、「焼き肉一回で許す」とはいい気前ですね~(笑)。
DCPさんのお話を聞いていると、「スゴイ人とトークしているのだなぁ」と思ってきました。
逆ですよ (DCP)
2008-04-12 09:50:12
スピルバークは太腹と言う事です。あの当時、日本にドリームワークスと言うネーミングの会社は友人の会社と確か東北の美容院の二つしかありませんでした。友人もその美容院もスピルバークの名前を悪用し詐欺をやったりカルトをやったりする筈がなくそれでも両者に名前を変更して欲しいらしく合計2,000万近く出費するとはある種無駄遣い、勿体ないと思うのは私だけとは思いませんが。太腹でますます好きになりました。ソール・バス死後の話で残念ですが彼にスピルバークを紹介してもらいたかったです(今、成田です)。

搭乗の前にパパさんへ (DCP)
2008-04-12 10:48:28
脱線し過ぎもいいとこで申し訳ございませんが、今回、松下が全世界統一ブランドをPANASONIC一本に統一しますね。あれってはじめてアメリカに進出する時に既にアメリカにはNATIONALのブランドで他社が商標登録済みだったから仕方なくPANASONICにし、日本国内では二つのブランドで使い別けていて混乱するからPANASONIC一本で行こうとなったみたいですね。でも冷蔵庫やエアコンまでがPANASONICって私、違和感あります。元々、PANが世界的でSONICが音にまつわる言葉だと考えると今回の決定はおかしいですよ。
この松下で連想するのが和解後のスピルバークなんですが日本でドリームワークスを商標登録したんでしょうかね?。直感だと何となくしてない気がします。(長い灰色の線と全く関係なく皆さんにお詫びします。では)

スピルバークは太腹でしたか。 (アスカパパ)
2008-04-13 11:15:49
仰ることは分かります。でもこの儘ではSONYやSHARPに後れを取ってしまうという危機感に対処した勇断だと・・。え~と、少々脱線気味ですのでこの話はこの辺で打ち切らせてください。それからドリームワークスはパラマウントが買収したのですから、スピルバーグは今は関係ないと思うのですが?。こういう話には弱いですのでこの辺で。搭乗直前までのトークありがとうございました。

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