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驟雨

2009-02-11 20:05:43 |  映画(サ~シ.)
 岸田國士の戯曲「驟雨」ほかを繋いだ水木洋子の脚本を成瀬巳喜男が演出した。そのプロセスからして無理が生じたのではないだろうか?。巨匠の作品としては余り冴えない作品だったとの記憶が残る。
以下、当時の鑑賞記(原文の儘)。
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 昨年、名作「浮雲」を創り不滅の金字塔を打ち立てた成瀬己貴男監督が、又昔の箱庭的芸術の感があるという作品である。「浮雲」にはそういうところがなかった。なんと言っても今までの映画になかった型破りの映画であった。しかしこの「駿雨」はまた日本映画の代表のようになっている。

 結婚4年目の二人が早くも倦怠期に入るが、隣へ引っ越してきた若夫婦や姪の刺激もあってか仲直りする。というだけの話である。主人公が会社をクビになるかならないかという問題も出てくるが、その結末も出ないのでいっこうに現実感が出てこない。

 しかし此の映画を決してけなすつもりはない。真面目な意図で捕らえるべきところを捕らえ、成瀬監督らしくがっちりと、一分の隙もなく纏め上げた佳品だ。ただ僕の言い分は「小品すぎる」ということに過ぎぬ。
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 1956/1/14公開2/11京洛劇場にて鑑賞.日(東宝)[監督]成瀬巳喜男[撮影]玉井正夫[音楽]斎藤一郎[出演]原節子。佐野周二。香川京子。小林桂樹。根岸明美。加東大介[上映時間]1時間31分[私の評価]67点
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★二本立て上映で観たもう1本は、
「いらっしゃいませ」
以下、当時の感想記まるごとコピー。
 百貨店を舞台に今売り出しの森繁久弥を中心にして描いた軽いドラマ。取り立てて言うほどのものではない。香川京子は相変わらず可愛らしい。嵯峨美智子の2号婦人ぶりが印象に残った。森繁久弥はたいしたことはなかった。

 1955年.日(東宝)[監督]瑞穂春海[撮影]三村明[音楽]原六朗[出演]森繁久弥。香川京子。瑳峨三智子。伊東絹子。中北千枝子。関千恵子。小堀誠。東野英治郎。浪花千栄子。英百合子[上映時間]1時間35分[私の評価]46点

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2 コメント

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Unknown (スタンリー)
2009-05-25 20:18:21
私が観た成瀬作品のなかでは一番コミカルな映画でした。前年の「浮雲」は名作ですが、監督はなにか気恥ずかしさがあったのでしょうか。それで、次にわざと軽い作品を撮ったように感じました。風船の投げ合いであっけなく終わりますが、解決してほしかったですね。
スタンリーさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2009-05-26 09:57:28
私の古いレビューに対して、ご丁重なコメントをありがとうございました。
そういえば、コミカルな面を感じなくもないですね。
軽い作品になったのは、どうやら映画会社との複雑な諸事情もあったようです。
でも、たまにはこういう軽い作品も、息継ぎにいいもしれませんね。

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