アスカ・スタジオ

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野ばら

2007-12-12 11:49:01 |  映画ナ行
 清らかな歌声が心に響きます。「♪野ばら」が。「♪モーツァルトの子守歌」が。恰も殺伐モードの現世を浄化するが如くに。この映画の背景もあの悲劇的なハンガリー動乱の時代でした。ソ連の弾圧に対し祖国を護らんと決起したハンガリー国民の勇気を思い起こされます。

 東京オリンピックで日本中に溜息をつかせた名花チャスラフスカ。人間機関車ザトペックもその一員だったなぁ。祖国の戦乱を避け隣国オーストリアに辿り着く孤児トーニ。彼を助けたブリュメル老人が見いだす声楽の才。二人の「♪陽の輝く日」は“救い”を見いだす瞬間でした。

 ウィーン少年合唱団初来日当時に聴いた歌声を僅かながら記憶の底辺に留めています。世界に冠たるこの合唱団に入るトーニでした。ある日彼を可愛がってくれた寮母マリアの高額紙幣が無くなります。トーニが疑われる事件がこの映画唯一と言ってもいいドラマ的展開でしょう。

 東チロルの山並みに響く「♪アヴェ・マリア」が総てを浄化して呉れます。素晴らしい音楽映画でした。私は、ミュージカルとは別に、音楽映画(クラシック。ジャズ等や舞踊。音楽家の伝記映画等)というジャンルを設定したBest10(下表)を作っています。この映画はその第5位にランクしています。

1957年製作1958年公開.独[監督]マックス・ノイフェルト。[撮影]ヴァクラフ・ヴィッヒ。[音楽]ハインツ・ノイブラント。主な出演者と(役名)ミヒャエル・アンデ(トーニ)。ヨゼフ・エッガー(ブリュメル)。エリノア・イェンセン(マリア)。[原題]Der Schonste Tag Meines Labens[上映時間]1時間35分[私の評価]74点
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1位:グレン・ミラー物語(54)
2位:スタア誕生(55)
3位:赤い靴(50)
4位:愛情物語(56)
5位:野ばら(58)
6位:蝶々夫人(55)
7位:Ray/レイ(04)
8位:ブラス!(96)
9位:陽のあたる教室(96)
10位:サロメ(02)
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2 コメント

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音楽映画 (ボー)
2007-12-13 00:59:24
すいません、「野ばら」は観てなくて…。
またベスト10について。
私は「グレン・ミラー物語」より「ベニー・グッドマン物語」の音楽に引かれました。LPも買いました。
それよりも好きなのがダニー・ケイの「五つの銅貨」ですね。これが1位かも。
「ブラス!」もいいですねえ。
Re:音楽映画 (アスカパパ)
2007-12-13 11:31:19
ボーさん、連日のコメントありがとうございます。

「ベニー・グッドマン物語」は、ハリー・ジェームス、ジーン・クルーバー、ハンプトン等、本人の演奏場面が印象深く、特に打楽器の好きな私は、ジーン・クルーバーの手捌きに酔いました。グッドマン本人の音楽もすべて流石に素晴らしいと思いました。

「五つの銅貨」は、ダニー・ケイが、あのジャズの王様・ルイ・アームストロングを相手に熱演していましたね。
デキシーランド・スタイルを固守するニコルズは、音楽に集中するあまり娘の病に悔いを残しますね。そんな父を尊敬する娘が快かったです。夫の再起を計る妻も。楽しく集う音楽仲間立ちと共に、ジャズの楽しさ+家族愛に充ち満ちていました。
コルネットの軽快な響きが、澄み切った大空に溶け込んで行くような映画だったと思います。

おいおい、それなのに何故Best10に入れない?。すみません。セカンド・テン上位には入っているのですが・・。

「ブラス!」これもいいですねぇ。断然!。

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