アスカ・スタジオ

2011/9/1以降の映画記事は「八十路STUDIO」=(同一人管理blog)とリンクしました。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

暗黒街のふたり

2010-11-02 11:38:44 |  映画(ア)
 求刑が死刑だった裁判員制度による判決が昨日出た。此処は映画ブログ故其の事には触れぬ。ただ此の映画の判決には首筋を戦慄が走った。
 「疑うのが仕事」という人間と、「生まれつきの犯罪者など居ない」とする人間が火花を散らす有様に接し、ある映画を思い出して居た。

 「麗しのサブリナ」以外で、ウイリアム・ホールデンと、ハンフリー・ボガートの共演映画を挙げよ。といえば映画検定に出そうな問題。正解は「前科者」(39)である。
 1955年5月3日.京都劇場での鑑賞記には、「前科者は改心しても社会は冷たい」と激しい抗議をぶちまけている。自分は汚れたが弟だけは護りたいと懸命に務める兄。そんな兄弟を暖かい慈愛で見守る母。異色ギャング映画。とあった。

 

 此の映画で前科を持つジーノも同じ目に遭遇する。保護師の助力により更正に努める彼に、銀行襲撃を誘う昔の仲間。
 「二度と奴らに会わない宣誓書を書け」と無茶苦茶な要求をするゴワトロー刑事。
 彼は更に、ジーノの恋人ルシーを脅迫する。怒り爆発したジーノの手は、刑事の首を絞めていた。

 前科者の烙印が結果を決定的にして居た。
 「17世紀の遺物ギロチンが未だに使われている古さ」を指摘した女性弁護士の言葉だけが強印象を残した。
 この映画の数年後、フランスは死刑廃止国となった。

 [私の評価]意欲ある佳作。
 1973年(74公開).仏[監督]ジョセフ・ジョヴァンニ[撮影]ジャン=ジャック・タルベ[音楽]フィリップ・サルド[主な出演者]アラン・ドロン。ジャン・ギャバン。ミシェル・ブーケ。ラリア・オッキーニ[原題]DEUX HOMMES DANS LA VILLE[上映時間]1時間40分。

コメント   この記事についてブログを書く
« インサイド・マン | トップ | 余命1ヶ月の花嫁 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。