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アビエイター

2005-03-28 19:41:02 |  映画(ア)
用を足したハワードが、洗面所内の扉影で誰かが入ってくるのを待っていて、ドアが開いたその瞬間に、脱兎の如く飛び出すショットは傑作だ。映画界、航空界に名を成した彼の何処に、このような病的な一面が根付いたかは冒頭シーンで解る。女優たちへの拘りも、幼き日に於ける母親の影響があったのだろう。

この映画を見ていると不自然に感じる場面が若干ある。新開発の飛行機は自分で操縦しないと気が済まないハワード・ヒューズは2度に亘り事故を起こす。ことに2度目のアクシデントは凄い。あれってちらっと写る場面でも第三者にも凄い被害を与えている。

その辺りの詳細な結果説明描写が全く無いのはどうしても不自然に写る。大きな社会問題になった筈なのに。彼自身も皮膚の表面積の78%も火傷して、その後髭を蓄えた無傷の体で復帰してくるのも極めて不自然とはいえないか。

それもブリュースター上院議員との、まるで格闘技のような舌戦で忘れてしまう。ブリュースターを演じたアラン・アルダは印象に残る。ヒューズを演じたディカプリオも前半はあの童顔が気に障ったが、後半は見違えるばかり。そのディカプリオに「上唇の薄い女」と言われたケイト・ブランシェットも、あのどこか角張った輪郭は往年のキャサリン・ヘプバーンを彷彿させる好演だった。

そういえば、ケイト・ベッキンセイルも、エヴァ・ガードナーのイメージを貯えていた。確か「俺はタスマニア人」と言ったエロール・フリンも出てきたなぁ。往年のハリウッド映画をいろいろと懐かしく思い出したよ。

華やかな会場場面は「スタア誕生(1955年)」のそれを思い出したし、キャサリンとは「アフリカの女王」で、エヴァとは「裸足の伯爵夫人」で共演したハンフリー・ボガートの面影が、ディカプリオの背面に浮かんだりして。

それに、エンド・クレジットで流れる最初のミュージックも確か「ムーンライト・セレナーデ」Oh!懐かしい。
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