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愛を読むひと

2010-07-12 19:56:29 |  映画(ア)
 1958年。初の大相撲名古屋場所は、大入り満員だった(余談ながら今年の凋落ぶりは哀れ)。ベルリンの街角では、発病したマイケル少年が、助けてくれた女性車掌のハンナと懇ろになる。
 思春期の少年と年輩女性の恋模様を描いた映画は多い。前半は同類項作品と錯角する。が。やがて題意の展開に進む。「オデュッセイア」から「チャタレー夫人の恋人」まで読み聞かせるマイケルが居た。

 

 あれから8年。大学生のマイケルはハンナと再会する。裁判傍聴の授業で。かってナチ看守だった彼女は、無期懲役となる。
 更に10年の歳月が流れる。先日合併によるアクシデントが発生したが、日本で宅急便が生まれた年である。
 マイケルは弁護士になって居た。此処から再開される題意の展開は感動もの。

 前半の官能描写が執拗すぎる嫌いは残る。が、ハンナに扮するケイト・ウィンスレットは、文字通り身を挺しての熱演である。
 そういえば昨今、ベルリン国際映画祭で主演女優賞を受けた寺島しのぶも、受賞の反戦映画「キャタピラー」で、身を挺しての力演と承る。
 偉大なる時空の流れは、7歳にして男女席を同じうせずの時代に育った私のマインドをもコントロールしつつある。

 [私の評価]力作の匂いがする佳作。
 2008年(09公開)米/独.[監督]スティーヴン・ダルトリー[撮影]クリス・メンゲス/ロジャー・ディーキンス[音楽]ニコ・ムーリー[主な出演者]ケイト・ウィンスレット。レイフ・ファインズ。デヴィッド・クロス。ブルーノ・ガンツ[原題]THE READER[上映時間]2時間4分。

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5 コメント

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えっ、あっ、ぎょっ (DCP)
2010-07-13 14:13:15
パパさん、観られましたか!。
僕は退院の時に「縞模様のパジャマの少年」と今どき珍しい二本立てで観ました。正直言って退院には似合わない、暗くなり大失敗!・大後悔(笑)。日本だったら立派に《淫行》で逮捕ですよ(爆)。
で、数ヵ月後にレンタル店のポスターを見てまたびっくり!。「完全無修正叛」、売る側がこれじゃ~なーって我が国の文化レベルを嘆いた僕です。
女性には圧倒的に支持されているようですが、男性のブログではパパさんが日本では最初では、多分。
間違い。すみません。 (DCP)
2010-07-13 14:18:01
「叛」なんて一度も使ってないのに、学習能力ないんです、これ。無論「版」です。
こんにちは (ディープインパクト)
2010-07-14 07:47:21
 この映画はナチスドイツの戦後の影響力もおどろきましたが、文盲というテーマが非常に重要ですね。
 日本にいると文盲という事に対してあんまり考えた事が無いですが、西欧諸国においては非常に大変な問題ですね。
 どうも文盲というのは、教育の問題だけではなく、どうやら西欧諸国の言葉(主に英語)にも原因があるようです。
 しかし、この映画の弁護士の男性の微妙な心理は非常に考えさせらる良い映画です。
 最近は悪く言えば結論のはっきりしない映画が増えていますが、逆にそういう映画の方が余韻に浸れます。本当に心に染みる映画でしたよ。
DCPさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2010-07-14 11:29:06
何時も、コメントをありがとうございます。

私の漢字変換ソフトは逆でして、学習機能が在りすぎで弱っています。だって、私が間違って書き出した漢字も覚えて呉れるので、私が気が付いて修正しない限り、何時までも誤字表現をしますもので…。

ところで、そうですか、ご退院の日に巡り逢われた映画でしたか。退院祝いの映画としては、あまり相応しくなかったかもしれませんね。

そうですか。売る側が、そんな~ですか。そんな実情では、私も日本の文化レベルを嘆いてしまいます。私は先日のオンエア版を観ました。無論「修正版」でしたけど。

ところで、そんなことはないです。男性ブログでも拝見しますよ。もっとも、官能描写を突いたレビューは少ないと思いますが?。
ディークインパクトさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2010-07-14 11:31:19
何時も、コメントをありがとうございます。

ナチスドイツの戦後の影響力については、私も吃驚しました。時は1966年になっているのに、20年以上も前の第二次世界大戦に起こった事に対する裁判ですからね。

文盲と英語に関連性があるのですか?。先ずTBを拝読させて頂きます。

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