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あゝひめゆりの塔

2007-08-16 18:33:27 |  映画(ア)
 昨夜のTVは原爆に関わる純愛映画『愛と死の記録』(66)の後、この映画に出演していた吉永小百合が、20年も続けている原爆犠牲者の詩の朗読を紹介をしていた。「私はリアルタイムでは知らないが、心だけは・・」祈るように読む彼女の朗読は万感胸に満ち、涙なしには聴けなかった。

 朝には彼女が主演した『あゝひめゆりの塔』を観たのも影響していたかも。ユニオン・ジャックの旗模様に紙を貼ったガラス窓。あれは爆風による飛散防止の為どの家庭でも貼ったっけ。機銃掃射をする直前のグラマンの無音効果と共に、嵐の前の静けさに似た不気味なショットだ。

 心の卒業証書を受け取る乙女たちよ哀れ。「自決するだけが勇気でない」何という悲愴な言葉。「弟が即死でよかった。苦しみ抜いて死んでゆく人たちを見ているから」何という壮絶な言葉。

 1953年のオリジナルに匹敵するリメイクだと思うこの作品は、津島丸悲劇のエピソードも覗かせる。「兎追いし彼の山~」で流した涙は、水浴びシーンでの「轟沈轟沈凱歌が上がる」に一瞬の明るさが覗くも、沖縄民謡が鎮魂歌となる。ひめゆりの霊安かれと祈らずには居られない。

 1968年.日(日活)[監督]舛田利雄[撮影]横山実[音楽]真鍋理一郎[出演]吉永小百合。浜田光夫。和泉雅子[上映時間]2時間7分[私の評価]78点

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